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ゼッケン1は93歳、現役レーサー

2018/02/25

Category: General
Posted by: b02
この1週間ほど寒い日が続いているウィスラー。
山頂では-20℃以下に冷え込む日が多かった。
そして一日置きに雪と晴れた日が交互に来ている感じだ。
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晴れた日にはこぞってバックカントリーに繰り出し、見るからに楽しそうなシュプールが刻み込まれている。
こちらはブラッコム山からのバックカントリーのコロナボウル。
1時間ぐらいのハイクで行ける場所。
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こちらはその横にあるHUSUMIシュート。日陰なので見づらいですがとてもいい感じのシュプールが残っていた。
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ゲレンデ内はと見ると、ウィスラーのTバーエリアが穴場。
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そして2月の第3月曜はアメリカのプレジデントデイの休日。
週末はたくさんの人で溢れていた。

そして今年もそのウィークエンドにベッカムさんご一家がウィスラーに来られていたようで、インスタグラムに滑っている様子がアップされていた。
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どこを滑っていたのかなあって思って、静止画にしながら場所を特定してみたので、気になる人は、今度一緒にベッカムさんのインスタグラムランを滑りましょう。
僕は結構ミーハーなのです。

そんな中、2月23日24日と今年34回目を迎える伝統のピーク2バレーレースが行われた。

このレースは4人で行う団体戦。
チームは男女混合で、一人は35歳以上がいなくてはならない。
レースは年齢順にスタートして、180旗門、5,5km、標高差1443mを滑り切らなくてはならない。
オリンピックGSの概ね4倍強のタフなレースだ。

昨年の極パウ2017年3月15日にもちょっと触れたが今年もOWEN OWENさんがゼッケン1。
レースエントリーは2017年12月31日の年齢でするのでOWENさんはエントリー上は92歳となっているそうだが、2月のレースの時点では実は93歳だそうだ。

この日のレースコンディションは視界が悪く、しかも気温が-15℃。
レースに出るだけでもすごいが、このコンディション。
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ちなみにゼッケン2番のGRACEさんは80代半ば。ゼッケン3は79歳だそうだ。
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このGRACEさんのタイムは、23日に滑った女性43人中15番の成績だった。
本当に本当に素晴らしいことだなあって思う。

もちろんレースにはWC杯DHでの優勝経験のあるロブボイドさんもでていて、本当にみんなレースが好きで、本気で楽しんでいるんだなあって感じられる。
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最後にゲレンデレストランのおすすめメニュー。

こちらはグレーシャークリークレストランの朝食メニュー。
オムレツステーションで全部カスタマイズして作ってくれます。
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お値段は$14.25

2月24日 晴れ 新雪12cm 積雪303cm シーズン960cm
山頂温度−12℃  ビレッジ温度-8℃

恐竜はボードやスキーが好きだったあ?

2018/02/16

Category: General
Posted by: b02
このところ冷え込んでいるウィスラー。

先日は冷え込んだあいだを縫っての11cmの新雪。
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良い天気が続いていたので、森林限界下は固く締まった雪の上の軽い11cmだったのでちょっとややこしい感じだが、森林限界上ではとっても良い感じだった。

ゲレンデからちょっとハイクするだけで、20ターンぐらいのパウダーをたのしめる7thヘブンのリッジは、最近人気のスポットのようでハイクする姿をよく見かける。
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もちろんブラッコム山からのバックカントリー入り口。通称ブラッコムHWYと呼ばれるハイクアップコースにもたくさんの人が上っている。
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そこから7thヘブン側に滑り降りる通称DOA(Dead on Arrival:mid1980s-Danny Redford and Trevor Peterson )と呼ばれる、超急斜面のクーロアールもとても人気な日帰りバックカントリーコースだ。
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数日前のブラッコム氷河では、ダブルブラックのブローホールに子供達が群がっていた。クリフと書かれた標識のそばで、一人ずつ降りていく仲間を見守るキッズたちにはたくましさを感じる。
とてもウィスラーらしい風景だ。
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ところで先日、ブラッコム山の上のマジックキャッスルでは「恐竜注意」の看板が立てられていたことあった。
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看板手前では、「恐竜はスキーヤーやボーダーを食べちゃう」と係りの人が言うので、そこにいたキッズたちはお互いに「お前先に行け」と譲り合っていた。


中に入るとキャッスル周辺には溶岩が?
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入ってみるとそこには恐竜。
見守るスタッフの中にはゴジラもいいた。
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本格的な恐竜くんで、キッズなら食べられちゃうサイズ。
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遊び心満載。

だけど恐竜は、本当はスキーやボードがしたいんだと言うことがわかった。

先日ビレッジで、2頭の恐竜が楽しそうにスキーとボードを抱えて歩いていた。
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今年、「ウィスラー山、ブラッコム山は火山ではありませんか?」と聞かれたことがあるけど、今度「恐竜が出ることがあります」と答えることにしよう。

ジャパウが人気の日本にも恐竜は出現していますか?


ところで、平昌オリンピック真最中。
ウィスラーのセカンダリースクール卒業、CSBAで武者修行をしていた原大智選手が男子モーグルで銅メダル。おめでとうございます。
同じくCSBAで武者修行していたアルペンボードの斯波正樹選手も出場しますので是非応援しましょう。

また、ウィスラーセカンダリースクール卒業、カナダ代表の日系ハーフ、女子スキースロープスタイルのYUKI TSUBOTA選手も注目です。
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2月15日 晴れ 新雪0cm 積雪281cm 山頂温度−11℃ ビレッジ温度−5℃

温度差100度の冬、そしてさよならウィスラークエスチョン

2018/02/06

Category: General
Posted by: b02
この2週間ほど、気温差が大きくとにかくややこしい天候が続いている。12時間で58cmの新雪、1週間で190cmの新雪は無条件でいいことなのだが、気温が安定していないというのが正直な感想。

そういえば、昨年2月16日にはアルパインで-50℃を記録しているが、今年の1月にはアルパインで44℃を記録している。

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同じ冬なのに温度差が100℃もあるとうのはとても正常とは思えない。
サスティナビリティーが叫ばれているが、やはり地球的規模での暴力的な気候変動に対しては、丈夫な身体を持って対処して行くしかないだろう。

こんなヘンテコな天候では、雪崩の危険も高くなるのだが、時には隙をついてとてもいい雪に当たることも多い。

特に先日のブラッコム氷河はとても良かった。
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ただ、とても大きな雪崩の跡が残っており、数日クローズドだったのがよくわかる。
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その数日前はゲレンデ内だがスパンキーやスモークサーモンエリアはとても深いパウダーで、ウィスラーとは思えないほどの軽くて深い雪を楽しんだ。
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(S: Mitsue McCleen)

そして新年早々飛び込んできた悲しいニュースが、30年来親しまれてきたウィスラーの週刊新聞、ウィスラークエスチョンの廃刊。
従業員はみんなPIQUEという週刊マガジンに移動するらしく誰も職を失なわない。
発展的解消でより充実したPIQUEの紙面を楽しむことができることが期待できる。

ただ、僕にとってはとっても読みやすかったので少々寂しさを禁じ得ない。

こちらが今年発行されたウィスラークエスチョン3紙。これで終わり。
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しかしながらよく見ると1月9日号の年代が2017年になっている。
ウィスラークエスチョンらしいポカをやらかしての廃刊だ。
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実はもう一つ幻の新聞で、ウィスラーアンサーというのがあった。
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ウィスラークエスチョンの滑稽版とも言える新聞だったが。インターネットもない時代、こういった新聞を読むのも楽しみの一つだった。

記憶にあるのが、ウィスラーを代表するアスリート、WC杯で3回の優勝を誇る○ブ○イド氏のこの写真がとても物議を巻き起こした事件だった。
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「ウィスラーを代表する人がこういう写真を出していいものだろうか?」
というとても正しい投書が、ウィスラークエスチョンに寄せられた。

次の週のウィスラークエスチョンには、○ブ○イド氏の謝罪文が載っていたのを覚えている。

とにかく手作り感満載の新聞紙上だった。
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最後に、「ウィスラーの名物料理はスシだ」というのが持論なのでウィスラーで楽しめる巻き寿司を紹介。
ウィスラーでは、握りも美味しいが、何と言っても多種多様な巻物がいい。恵方巻きも真っ青です。
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ウィスラーではサーモンやお肉、プーティーンやナチョス、ピザ、パスタなんでも美味しいけど、是非スシもお試しあれ。

2月5日 雪、時々晴れ間 新雪1cm 積雪297cm 山頂音頭–5℃ ビレッジ温度3℃