この2週間ほど、気温差が大きくとにかくややこしい天候が続いている。12時間で58cmの新雪、1週間で190cmの新雪は無条件でいいことなのだが、気温が安定していないというのが正直な感想。

そういえば、昨年2月16日にはアルパインで-50℃を記録しているが、今年の1月にはアルパインで44℃を記録している。

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同じ冬なのに温度差が100℃もあるとうのはとても正常とは思えない。
サスティナビリティーが叫ばれているが、やはり地球的規模での暴力的な気候変動に対しては、丈夫な身体を持って対処して行くしかないだろう。

こんなヘンテコな天候では、雪崩の危険も高くなるのだが、時には隙をついてとてもいい雪に当たることも多い。

特に先日のブラッコム氷河はとても良かった。
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ただ、とても大きな雪崩の跡が残っており、数日クローズドだったのがよくわかる。
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その数日前はゲレンデ内だがスパンキーやスモークサーモンエリアはとても深いパウダーで、ウィスラーとは思えないほどの軽くて深い雪を楽しんだ。
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(S: Mitsue McCleen)

そして新年早々飛び込んできた悲しいニュースが、30年来親しまれてきたウィスラーの週刊新聞、ウィスラークエスチョンの廃刊。
従業員はみんなPIQUEという週刊マガジンに移動するらしく誰も職を失なわない。
発展的解消でより充実したPIQUEの紙面を楽しむことができることが期待できる。

ただ、僕にとってはとっても読みやすかったので少々寂しさを禁じ得ない。

こちらが今年発行されたウィスラークエスチョン3紙。これで終わり。
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しかしながらよく見ると1月9日号の年代が2017年になっている。
ウィスラークエスチョンらしいポカをやらかしての廃刊だ。
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実はもう一つ幻の新聞で、ウィスラーアンサーというのがあった。
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ウィスラークエスチョンの滑稽版とも言える新聞だったが。インターネットもない時代、こういった新聞を読むのも楽しみの一つだった。

記憶にあるのが、ウィスラーを代表するアスリート、WC杯で3回の優勝を誇る○ブ○イド氏のこの写真がとても物議を巻き起こした事件だった。
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「ウィスラーを代表する人がこういう写真を出していいものだろうか?」
というとても正しい投書が、ウィスラークエスチョンに寄せられた。

次の週のウィスラークエスチョンには、○ブ○イド氏の謝罪文が載っていたのを覚えている。

とにかく手作り感満載の新聞紙上だった。
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最後に、「ウィスラーの名物料理はスシだ」というのが持論なのでウィスラーで楽しめる巻き寿司を紹介。
ウィスラーでは、握りも美味しいが、何と言っても多種多様な巻物がいい。恵方巻きも真っ青です。
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ウィスラーではサーモンやお肉、プーティーンやナチョス、ピザ、パスタなんでも美味しいけど、是非スシもお試しあれ。

2月5日 雪、時々晴れ間 新雪1cm 積雪297cm 山頂音頭–5℃ ビレッジ温度3℃