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1週間で新雪178cm、お祭り騒ぎのウィスラー

2018/01/27

Category: General
Posted by: b02
このところ毎日雪が降っている。
つい先日の新雪58cmのドカ雪から始まってずっと降り続いている。

これだけ雪が降り続くと、当然「今しかないだろう」とクリフジャンプが繰り広げられる。

まずはおなじみのピークエクスプレス。
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古典落語的な情緒すら感じさせるエアージョーダン。
ファーストクリフ。
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セカンドクリフ。
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そしてウオーターフォール。
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次の写真はブラッコム山のグレーシャーエクスプレスでクリフジャンプの練習。
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初めはスノースクールではないと思っていたが、よく見るとスノースクールだった。
この高さは、スクールとしてはかなりの高さだ。
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もちろん、新雪が降ったからといってクリフジャンプをしなくてはならないということは一切ない。

また急斜面に行かなければならない理由もない。
のだが、なんだかここぞとばかり、ややこしいラインに入り込む人が多い。

もちろんゲレンデ内だが、手前にはCLIFFと書いてある看板がある。
当然立ち入り禁止ではない。
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もちろん普通のラインも大人気。
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パウダーが降ればみんな幸せ。
シンプルな価値観が素晴らしい。

最後に今年のプライドパレード&マーチです。
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実はもっとすごい写真があるのですが、気になる人は個人的にご連絡を。

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ウィスラーはダイバーシティー。様々な価値観を含みながら認め合っている。

パウダーに乾杯。

最後にトリビア:
今回の平昌オリンピックにウィスラーのセカンダリースクール卒業生など関係者がが7人出場します。
スキークロスの女子金メダル候補、マリエール・トンプソン選手(前回ソチ5輪も金メダル)、日系ハーフのユキ・ツボタ選手などなど。

是非、応援してください。

1月26日 雪時々晴れ間 新雪14cm  1週間で178cm 席雪297cm
山頂温度−9℃ ビレッジ温度−1℃

新雪58cm!! 雪崩の危険

2018/01/22

Category: General
Posted by: b02
1月21日、新雪が12時間でなんと58cm。積雪も280cmを記録した。
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しかも朝7時の時点で山頂の温度は44℃である。
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「雪崩の危険が高い!」と直感した。


実は6年前のほぼ同じ時期、気温が結構高くてビキニで滑っている女性を見かけていた。
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今日はどんなウエアで行けば良いのか?

そんなことも考えた。

ところが、陽が昇ってみると、山頂の温度は-6℃になっていた。



やはり山の天気は変わりやすい。

普段は森林限界を越えたハイアルパインの雪崩の危険のために、そのエリアはなかなかオープンしないことが多い。

だが今日は、森林限界下でも雪崩の危険が高く(思い当たるエリアはある)、ブラッコム山、ウィスラー山共に雪崩コントロールのために、オープンが1時間ずれ込み9時半過ぎにやっとゴンドラがオープンした。

上ってみると殊のほか雪質は良いのだが、何しろ深すぎる。
突っ込んで行くと板が止まって固められてしまう。
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良くも悪くもウィスラーらしいチャレンジングは日だった。

折しも週末は雪崩啓蒙のイベントが行われていた。
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モンスターエナジーもタダで飲むこともできた。
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次の写真は、2017年の5月、ブラッコム山7thヘブンで起きた雪崩の写真だ。
幸いにして、ゲレンデ時間終了後に起きたものなので事故は全くなかったが、やはり雪崩には本当に気をつけなくてはならない。
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普段から命がけで、スキーヤーやスノーボーダーの安全を守ってくれるパトロールやWBスタッフに改めて感謝したい。


最後に、オススメのパイを紹介。

ピークドパイ。

場所はウィスラー、マーケットプレースの方です。
オーストラリア人が始めたので、カンガルー肉のパイを選択。
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「ピークド」と注文すると、マッシュポテトにクラッシュグリーンピー、そこにグレービーソースをかけて出来上がり。

雪崩れそうです。

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パイの種類によるがピークドにして$12ぐらい。


1月21日 新雪58cm 1週間で126cm 積雪280cm
      山頂温度-6℃ ビレッジ温度0℃

スダーン・クーラーの話

2018/01/14

Category: General
Posted by: b02
かつて、ブラッコム山の伝説的なレースとしてスダーン・クーラー
スキーレース・ヱキストリームというのがあった。(スダーンレース)
スダーン・クーラーというコース自体がとある雑誌で、世界10大急斜面の一つとして選ばれている42度の急斜面だ。
そこで行われるレースなので、世界で最も急斜面で行われるGSレースと言われていた。
当時のポスターがこちら。(一部)
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30年近く前のポスターだが、ヘルメットを被り滑る姿は、先進性と斬新性があった。

その名前の元となるシルバイン・スダーンは、世界23カ所の超急斜面でのファーストデッセントを行なっている。特に1982年、パキスタンのヒドンピークのスキー滑降はグネスブックにも載っているとのこと。

今回の話は、一時はこの名称を使うことを禁止されていたのだが、今年のゲレンデマップにこの名前が復活したというお話。
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11月のウィスラークエスチョンにもその経緯が載っていたし、ネットでもニュースになっていた。
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僕もこのレースには何度かチャレンジしたことがある。
GSレースでありながら、急斜面すぎて圧雪車がはいれない岩場で、みんなでコースを慣らしながら下見をした。
実際にポールが張られても、すぐ脇が岩場なので、緊張したレースだったことを覚えている。

現在北米で活躍する日本人テレマーカー中○順○さんも、このレースに出ていたと記憶している。しかも彼はその年にテレマークを始めたばかりだったと思う。「すごい人がいるものだな」と驚かされたが、現在の彼の活躍ぶりの一端がその頃から芽生えていたと思う。

先日、このエリア、地図でいうクリフエリアの張り出した雪庇を利用してレスキュートレーニングが行われていた。
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スダーン・クーラー自体はダブルブラックダイアモンドの超上級コースだが、クリフエリアでは、ゲレンデマップに載らないトリプルブラックダイアモンドのウルトラ超上級コースもある。
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さらに、このエリアを使って行われたビッグマウンテン・フリースキーの大会では、スキーベースジャンパーの佐々木大輔さんは、かつてこんな岩の正面を突破してきている。
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色々な物語がここで生まれたが、このスダーン・クーラーという名前が復活したのはいいことだなあって思う。


最後に、ゲレンデレストランのハンバーガーをご紹介。
ハンバーガーは定番中の定番だ。ゲレンデのバーガーはとにかく肉肉しいのが特徴。満足度の高いバーガーだ。
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お値段は$15.50


1月14日 晴れ 新雪ocm 1週間で36cm 積雪186cm
山頂温度-2℃ ビレッジ温度1℃
 




Oh Chicken Down.

2018/01/06

Category: General
Posted by: b02
新年が明けて、ウィスラーらしく、ややこしい天気になってきている。
重くてややこしい雪をこねくり回すように滑るのもウィスラーの醍醐味なのでこれはこれでよし。

年末には、今シーズン2回目となるパリーアーク(サンドッグ)がブラッコム山のランデブーにかかるかのように現れた。
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「パリーアーク」の名前は、これを最初に記録を残したウィリアム・エドワード・パリーに由来するとのこと。
パリーはカナダ沖、北極海の北西航路を1840年4月に探検中、この現象を発見してスケッチしたのが最初の記録とのこと。

そしてブラッコム氷河エリアでは、今年もケイブを見ることができる。
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雪山に暮らしていると、こういう綺麗な自然の風景に出会えてとても嬉しい。

そんな中、1月3日のカナダ全国紙に載っていた記事がこちら。
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北朝鮮のミサイルがアメリカに届くって、もしかして、カナダの上空を飛んでいくっていうことではないの?

いやいや困ったもんです。

まあ、何かが起こる前に、とりあえずは滑っておきましょう。

数日前、ピークチェアーで並んでいたら、多くの人が、崖を飛んでいた。
中には360を入れてみたり、思い思いに飛ぶ姿を見ることができた。
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その時に僕は、バンクーバーからきたという老夫婦と一緒にピークチェアーに並んでいた。
崖を飛ぶ人の中で、低いところにチェックを入れて飛んできた人がいた。僕は「巧みにかわして飛んだな」と思ったが、それを見ていた老夫婦のご婦人が“Oh Chicken Down”とため息をつくように言った。

「いや〜、厳しいなあ」って思った。

やはり“Go Big or Go Home”のお国柄なんだって思った。
ホント、崖に立つときは気をつけなくてはいけない。

こちらはフリーライドのチーム。きちんと練習していました。
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最後に、ウィスラーで評判のクラフトビールをご紹介。
一昨年の夏に、ファンクション・ジャンクションにオープンしたばかりのコーストマウンテンブリューエリー。
バスで行って飲んでくることができます。

ビールの種類の横に○や□、◇、⬆マークが付いている。
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試飲を頼むと10ドルで自分の好きな4種類のクラフトビールを飲むことができちゃいます。
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試飲のビールの手前には○、□、◇などのマーク。

これ、とってもオススメです。

1月5日 新雪ocm 積雪178cm 山頂温度0℃ ビレッジ温度−2℃
週末からややこしい雪の予報。

Happy New Year!!

2018/01/02

Category: General
Posted by: b02
あっという間に2017年が過ぎ、2018年に突入。

Happy New Year!!
今年もよろしくお願いいたします。

今回は年末のウィスラーを紹介。

12月21日には、ウィンターソルスティス(冬至)を記念してランタンパレードが行われた。
こんな感じのパレードになるということで行って見た。
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パレード前の会場には、電飾のプリンスがいて会場を盛り上げる。
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そして電飾の、、よくわからない人が登場。なんとなく日本の国旗にも見える胸のマーク。
隣は微妙に地味過ぎて、クリスマスイルミネーションに溶け込んでしまったかのような人。
この二人はツートップでパレードの先頭を歩く予定。
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そして時間になったら、なんとなく始まったパレード。
ランタンもなんとなく持っている感じ。

アナウンスでは、「携帯のフラッシュライトでも良いからつけて歩こう」って呼びかけていたので、僕は携帯フラッシュライトでパレードに参加して見た。
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途中には、微妙にコンセプトのわからない妖精。
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なんとなく始まり、なんとなく終わったカナダらしいパレードだった。

年末年始はカンファレンスセンターでファミリーエクスペリエンス。
子供達向けにバウンシングキャッスルや、ミニパター、ピンポン台などあり、色々遊べるようになっている。
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クリスマスイブにはシャトーホテル内で賛美歌。
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ツーリスト向けのクリスマス礼拝も行われた。
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12月30日は24cmの新雪とあって、長蛇の列。
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7thヘブンでは、勝手にゴーグルに乗っかるカナダカケス(ウィスキージャック)。
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彼らはどんどん図々しくなってきている感じ。

ちなみに、このカナダカケスが、正式にカナダの国鳥になったのが2017年のこと。人懐っこくてタフで、カナダ全体で見ることができるので最もふさわしいと、推奨されたとのこと。

山頂では雲海がとても綺麗。
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ゲレンデでは崖に群がるキッズ達。
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大晦日の夜にはファイアー&アイスショーが行われ、花火が上がった
今年はビレッジに行かずに、ウィスラーで一番景色の良いところに住んでるといわれるJさん宅で過ごさせてもらった。
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なんとか無事に2017年を過ごせたことに感謝。

そして、2018年の始まり。

今年もよろしくお願いいたします。

1月1日 晴れ、新雪0cm 1週間で56cm 積雪192cm
 年間降雪量499cm 山頂温度0℃ ビレッジ温度−9℃