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サンタデイ、そしてピッコロ山へ‼︎

2017/12/21

Category: General
Posted by: b02
12月16日はウィスラー恒例のサンタデイ。(先着100名のサンタには一日券が配られる。バンクーバーから朝の3時過ぎに出て来たサンタもいたとのことだ。)

朝の8時半にはたくさんのサンタがラウンドハウス前に集合。
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みんなで音楽に合わせて踊ったりした後、集合写真。
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そしてエメラルドエクスプレスまで一緒に滑るのがお約束。
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ラインをはいて滑るこのサンタ? かっこよかったです。
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サンタはスキーもボードも上手いのがウィスラー。

エメラルドエクスプレスはサンタだらけ。
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ちなみに、12月7日には、カナダ66ミリオンドル(日本円で約60億円)の投資計画が発表された。そのプロジェクトの一つが、エメラルドエクスプレスの6人乗り計画。
来年は6人乗りでサンタが上がってくるでしょうね。

今回はクリスマスも近いので、最近評判になっているウィスラーのクリスマスイルミネーションを紹介。
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クリスマスイルミネーションといってもウィスラーでは3月のサマータイムまで飾られているので、それまでは綺麗なイルミネーションを見ることができちゃいます。

そして、こんなアクティビティーを紹介。

アイススケートリンク。
オリンピックプラザにオープンしているスケートリンクはなんと無料。貸し靴は$6
滑っている人を見ているとカナダだけあって、アイスホッケーのスケート靴がとても多いのに気がつく。
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12月17日にはウィスラーの一番奥にあるシンフォニーエクスプレスもオープンした。


このエリアは初中級者から、エクスパートまで楽しめるパウダーエリアだ。
ニューヨークから来た人と話したが、”Everybody love powder””と言っていた。

実は、僕は昼間滑らないで働いていることもあるのだが、その時に「君は滑らないの?」って聞かれることがある。
「もちろん滑ります」って答えたら、「そうだよね、ウィスラーだからね」って笑顔になった。

ここに住んでいると、雪のいい日に滑らないのは、悪いことをしているかのような罪の意識を感じる。
もちろん色々な理由で、休みの日でも滑らない日はある。滑らないからといって責めないでください。

もちろん先日も3cmのパウダーを楽しんだ。3cmと言ったって、あるところにはあるのがウィスラーだ。
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さて、シンフォニーエクスプレスは,森を抜けながら、森林限界を超える2035mのピッコロ山の頂上まで僕たちを運んでくれる。
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僕はいつも、ガイドの時にピッコロ山の頂上まで来たら、「2035年には、ここにこなくてはならないですね」って説明している。
是非、そうありたいものである。

ダブルブラックダイアモンド(超上級コース)のピッコロファイスはチャレンジングだ。
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まだまだ岩だらけで、岩を絡めないと滑ってこれないので楽しい。
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視界の悪い時には特に気をつけなくてはいけないが、コーチについたフリーライドのキッズたちはスルスルスルっといつの間にか滑り降りていた。

やはりキッズは素晴らしい。

ちなみにピッコロ山の隣はフルート山で標高2012m。
2012年にはもちろんクリアした。
とりあえず今の目標はピッコロ山2035m、2035年だろう。

そしてウィスラー山は2182m。ブラッコム山は2284mである。

う〜ん、先は長い。

12月20日 晴れ 新雪16cm 積雪163cm 1週間で39cm
山頂温度−15℃ ビレッジ温度~9℃

240ボルト

2017/12/13

Category: General
Posted by: b02
ウィスラーに正式に電気が通ったのは、ウィスラー山がオープンする少し前だったとの記事がウィスラークエスチョンに載っていた。
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まあ、産業用の電気などはもう少し早かっただろうけど、学校やキャビン、もしくは個人の家では自分たちのジェネレーターを備えていたり、裏のクリークに水力発電を作ったり、冷蔵庫はプロパンガスだったり、ほんの50数年前のウィスラーは「なんでも自分でやってやろう」というまさにパイオニアな時代だったのだと思う。

電気が来ても、自分の家まで引くか引かないか、そんな論議もあったのではないか?
あって当たり前と思っていても、もしかしたら取捨選択可能な事柄の一つかもしれない。

ところで、ウィスラー山がオープンしてまもなくラウンドハウスができたが、始めは電気もなく、トイレもなく、薪のストーブがあっただけだったそうだ。
これが昔のラウンドハウスの写真。
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つい先日には、ラウンドハウスのパティオにラウンドハウス・アンブレラバーがオープンした。
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なんとなく昔のラウンドハウスっぽくていい感じ。

ここから絶景を見ながら飲むお酒はとても美味しいと思う。
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ラウンドハウスで購入したランチを片手に、ここでお酒を飲みながら贅沢な時間を過ごして見てはどうだろう?



ところで、現在でもウィスラーに住むローカルの家には、薪のストーブが備え付けられていることが多い。「秋の仕事は一冬分の薪割りだ」と忙しそうである。
一般的に、ウィスラーでは暖房も炊事も全て電気でまかなっているので、電気代はバカにならない。
薪のストーブがあれば、何は無くとも炊事から暖房、灯までまかなえてしまう。

自分自身で、最後のセイフティーネットを備えているということはとても心強い事だと思う。

話は更に遡るが、100年前のウィスラーの様子が偲ばれるところが、レインボーパークだ。メインロッジだったレインボーロッジは焼失してしまったが、当時使っていたキャビンはいまだ健在で、用具入れとして現在でも現役だ。
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窓には当時のアクティビティーの様子が偲ばれる写真が飾られている。
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メインロッジがあったところは広場になっている。
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この数日は天気が良く、まるで春のよう。雪質は日差しが弱いためか結構いい感じ。積雪もそれなりにあり、景色を堪能できる。
12月9日には7thヘブンもオープンしてほぼ全面的にゲレンデがオープンした。
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ここで閑話休題。
実は借りているアパートメントスイートの電気系トラブルがあって、約半月キャンドルやヘッドライトで生活していた。
11月下旬に日本から帰って来て、電灯をつけたら電球が次々に切れて、まるて呪われているかのようだった。冷蔵庫も洗濯機も使えなかった。
ただ不思議なことにヒーターは動いて、クッキングもできて、インターネットも使えたのでなんとかはなっていた。

一日が終わって家に帰ると真っ暗で、キャンドルとヘッドライトの生活はちょっと辛かった。ついでに包丁で指も切って出血も多かったのでかなり落ち込んだ。
もちろん食料も常温保存のものしか買えなかった。

これがバックカントリーキャンプなら当たり前だが、普通の日常生活だと辛い。

もちろん働かせていただいているところから、「社宅があるよ」と言われたり、友人から「うちに来れば」と言われたり、本当に人の温かさを感じた。

最後にほぼ解決に導いてくれたエレクトリシャンはとても親切だった。

たとえそれが、水曜日の約束だったが、彼もものすごく忙しくて木曜日の朝に来ても。
BC HYDRO(BC州電気会社)の人との約束が午後1時だったのに、「ハイウエイでの作業が忙しかった」と真っ暗になった午後7時過ぎに来てくれても。
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フロントラインのワーカーは本当に立派だ。ジョークで「子供は俺の名前を知らない」と言っていたが、カナダのような寒い地域で、電力がないと致命的になるようなところでは、氷点下の暗闇の中で働く姿が神様のように見えた。

今回のキャンドルとヘッドライトの日常生活は、色々なことを考えさせてくれた。
詳しい原因はわからないが、僕が日本滞在中に大きなストームがあり、僕の住んでいるエリアでは数回にわたって停電があったとのこと。
そのため、120ボルトであるべき箇所が240ボルトの供給になっていて、それが電球を次々に破壊していった。電球が破裂してガラスが飛び散る現象も初めてみた。なかなか得られない経験だ。

恐るべし240ボルト。まあ、とりあえずは無事でよかった。

12月12日 晴れ 新雪0cm 積雪136cm 山頂温度−3℃ ビレッジ温度—2℃

感度良好、雪深し

2017/12/03

Category: General
Posted by: b02
こんにちは。
17-18シーズンのウィスラーがはじまりました。

今シーズンもゆるゆると気ままにウィスラーからの「極パウ」情報を発信していきます。
どうぞ宜しくお願いします。

さて、今年のオフィシャルキックオフイベントは、昨年に引き続きベースキャンプ。
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会場に入るとファイアーピットがあり、山の安全祈願のタルチョがはためいて、ヒマラヤベースキャンプのイメージを演出してくれる。今年も無事にシーズンを楽しめますように。
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会場では、Dee’s Donutが、揚げたてのドーナツを無料で振舞ってくれている。
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“More Powder!!”っていうと、シナモンシュガーのパウダーをたくさんふりかけてくれるのでもちろん”More Powder!!”
ビールとドーナッツで今シーズンのキックオフ。

実は今年もオフィシャルキックオフの前に、一週間早くウィスラー山だけオープンしていた。
僕は日本にいたので、その時は滑れなかったが、ほぼトップシーズンに匹敵するぐらいのパウダーで、積雪も一時200cmを超えていた。

その後、ウィスラーらしくややこしい天候が続き、積雪も落ち着いてきたが、シーズンオープンとしては十分な雪の量があり、なかなか上々の滑り出しだった。
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シーズン頭だけど、あっちこっちに適度に岩場や崖があるので、「とりあえず身近なところから」と、プチクリフジャンプする若者も多い。
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ブラッコム山のハイアルパインエリアがオープンするのはもうちょっと先。でもバウンダリーになっているので、ゲレンデ外を登って滑るのはあくまで自己責任、Ski At Your Own Riskだ。(12月2日現在)なので、滑りたい人は登ってどんどん滑る。
幸せは歩いてこない。だから歩いて行くんです。
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今週の週刊誌PIQUEはCARPE DIEM(ラテン語で、「今を楽しめ」)
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ゲレンデでは、パトロールの人たちがレスキュートレーニング。
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さあ、思い切りいきましょう。

で、本日12月2日にはウィスラー山のピークチェアーがオープン。
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受け継がれる伝統、例年恒例の風景が現れた。


ビレッジでは少し前に、シーズンイン名物の我楽多市が開催され、滑らない人でもウィンターリゾートを楽しむことができた。
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そしてシーズン初めの11月23日にはジャスティン・ビーバーがメドウパークスポーツセンターに来て、一緒にホッケーをしたという記事が掲載された。
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“And it was like, yeah – that’s what it’s all about Whistler. Who cares who you are? Put on your skis, put on your snowboard, put on your skate, whatever you got, and let’s go”
誰であろうとすべりゃ一緒。楽しもうぜ。

本当にウィスラーらしい賑やかなシーズンスタートだ。

感度良好、雪深し。
みんな元気だ、とにかく滑ろう。

最後に特別サービス。
ウィスラーのレジェンダリーレディースの面々。

誰だかわかったら、あなたは相当のウィスラー通です。
世界中から来る人が、ほぼ間違えなく食事をしたり、色々利用したりするところに関係する人たちです。
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今シーズンも宜しくです。

12月 2日 雪、希に晴れ間、新雪12cm 積雪162cm 山頂温度−7℃ ビレッジ温度0℃