3月5日、19カ国120人のアスリートによって10kmクラシカルのレースが開催された。この種目も立位男女、座位男女、視覚障害とそれぞれクラスごとにレースが行われた。

 日本選手では、4日のバイアスロンに出ていなかった滝上賢治選手が立位男子に出場。また視覚障害女子に鹿沼由理江選手も出場した。

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P: TAKIGAMI Kenji

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P: KANUMA Yurie Guide ODAIRA Norio

 結果は立位男子で新田佳浩選手が3位に入賞。

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P: From Left , 2nd TUOMISTO Ilkka FIN 1st BALUKHTO Oleg RUS 3rd NITTA Yoshihiro JPN

 新田選手は「昨日、本当に悔しい思いをした(バイアスロンで決勝に進めなかった)ので、今日やっと来シーズンにつながるレースができました。だけどまだ二人の選手には負けているので、今、自分の課題として爆発的な力がまだちょっと足りないなというところを感じるので、爆発的な力をだせる心肺機能を高めることと、苦しいところでも我慢して滑れるだけの筋力をつけること、それが出来ればバンクーバーではいい結果に結びつくのではないかなと思いますので、一日一日を大切にしたいと思います」と力強く語った。

  ロシア、ウクライナ、北欧が圧倒的に強い中、カナダ勢では視覚障害男子で、ブライアン・マッキーバー選手とガイドのロビン・マッキーバー選手が10kmを26分21秒で走り抜け、圧倒的な速さで優勝。2位とは2分近い差がついていた。
 二人は兄弟で、ガイド役の兄もオリンピック選手、視覚障害のある弟はパラリンピックの選手。日本で行われた大きな大会の時は、日本のオリンピック選手よりも視覚障害のあるブライアン選手の方が早かったというエピソードもあるという。

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P: McKEEVER Brian Guide McKEEVER Robin 

 IPCバイアスロンとXCはあと二日間開催される。来週からはIPCのアルペンの大会。同時にIBUバイアスロンのWC杯も平行して開催される。また、週末はブラックコム山でクロスの大会も行われる予定。パウダーが降ったらパウダーも滑りたいし。遊んで、見て、食べて。今年のウイスラーはすごく忙しいです。

3月5日 新雪7cm 積雪184cm 山頂温度-16℃ ビレッジ温度-7℃