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フォトセッション。

2009/03/31

Category: General
Posted by: b02
 昨日から雪が降って、今日は晴れたので、ウイスラーを中心にインターナショナルで活躍する佐々木大輔さんとフォトセッションに行ってきました。

 一部紹介します。
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 ブラックコム山ではアトミッククロスが開催され、ジュニアのモーグル大会も準備されていた。
 また、かなりの急斜面ではキッズたちのビデオレッスン。
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 4月中旬にはTWSSF(Telus Ski Snowboard Festival)が開催されます。

 まだまだこれからが本当に楽しいウイスラーです。


ウイスラーチップ:
 ビレッジの温度とゲレンデ山頂の温度は大体10℃ぐらい違います。ビレッジで暑いぐらいで丁度良い着こなしですよ。寒いより暑い。暑かったらウエアを脱ぐ。春とはいえ、真冬と同じ気候条件のときも多いです。

 3月29日 新雪5cm 積雪234cm 山頂温度-13℃ ビレッジ温度-4℃

Whistler. The Mountain will move you.

2009/03/29

Category: General
Posted by: b02
 この数日お天気が良かった。そして今日は数日振りに雪が降った。 
 晴れの日も良いけど雪の日も良い。明日は晴れそうだからまたこれも良い。

 さて、オリンピックの男子のアルペンコースは“DAVE MURRAY DOWNHILL(デイブ・マーリーダウンヒル)”という。ここは元々、シンプルに“DOWNHILL”と呼ばれていた。
 
 今年度ここに新しい看板ができた。
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 デイブ・マーリーは70年代から80年代初めにかけて活躍したカナダ・ナショナルチームのダウンヒルレーサー。当時のWC杯シーンではカナディアンがやたらとダウンヒルが強くて、上位10人の中にカナディアンが何人も入っていた時代だった。
 聞くところによるとライン取りとかクレージーなのにタイムは速い。それで“クレージーカナックス”と言われていた。彼が82年にリタイアした後、スキーのディレクターとしてレースキャンプやスキーキャンプを運営し活躍していたが、残念なことに1990年にガンにより亡くなってしまった。まだわずか38歳のことだった。
 1988年にダイブ・マーリーは日本に行っているとのことだが、その時に一緒に同行した僕の日本人の友人は、「あのときにも(デイブは)強い薬を飲んでいたけれど、痛いとか苦しいとか弱音は一切吐かなかったよ」。と言っていた。
 その生き方は本当に強く、多くの人に感銘と勇気を与え続けたのだと思う。だからこそ彼の死後、彼の死を悼んで彼の名前がこのコースに冠されたのだと思う。

 ウイスラー・クリークサイドのダスティーズというレストランの2階にはこんなポスターが張ってある。
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 たぶんウイスラーのビレッジ・ゴンドラがオープンした時のポスターだと思う。デイブ・マーリーとウイスラーのビレッジ・ゴンドラ。このポスターに彼の生のサインがしてある。
 
 そのポスターには“Whistler. The Mountain will move you.”の言葉。

 3月19日のウイスラーの“PIQUE”マガジンにはデイブ・マーリーの娘、ジュリア・マーリーがスイスで行われたスキークロスのWC杯で3位に入賞したという記事がでていた。
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 おそらく来年のオリンピックには出場してくるだろうと思う。スキークロスの会場はバンクーバーのサイプレス山だけれど、デイブ・マーリーはやはり娘のジュリア・マーリーの中に生きているのだなって思う。

 そう考えると、その人の生き方しだいで“死は終わりではない”と強く思う。たとえ死という形で今いる世の中から旅立ったとしても“それは決して終わりではない”と思う。

 
 ところで、12月12日のP2PGのオープニングの日にはウイスラーに来ていたシェーン・マッコンキーの訃報を、ウイスラーの佐々木大輔さんのブログで知った。 
 そして“the adventure life”のHPではスティーブ氏が“McConkey is survived by his wife Sherry, and three-year-old daughter, Ayla ”とコメントを寄せていた。

 シェーン・マッコンキーは勿論ワイフや娘さんの中に生き続けるだろう。そして多くの人々の中に生き続けることと思う。
 また、雪の楽しみ方やスキーの楽しみ方を大きく大きく広げてくれたシェーン・マッコンキーは本当に多くの“贈り物”を残してくれたと思う。


 さて、今日のウイスラー山は雪に覆われていた。 “楽しめよ”そんな言葉が聞こえてくるように思う。
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 明日も滑ろう。


3月28日 新雪10cm(24h) 積雪232cm 山頂温度-10℃ ビレッジ温度1℃

“Where everyone is happy”

2009/03/24

Category: General
Posted by: b02
 カリフォルニアの州知事、アーノルド・シュワルツネッガー氏がBC州に来てこんなことを言っているという記事がでていた。

“It’s like when you look at British Columbia or other place where they have a public-private partnership, where everyone is happy,”
“Business are happy, the people are happy, labour is happy, the politicians are happy. I mean, everyone is happy. We want to do a same thing. We should-the United States should copy that kind of a principle so that you can go out there and build” (3月23日Globe British Columbiaより抜粋)
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 この記事は、要するにBC州をモデルにして、USAを再建しようって言うような記事だった。
 もし、ウイスラーに来て滑っていたらもっと幸せを感じていたかもしれないですよ。シュワさん。でももしかしたら、ウイスラーの人は「滑れればいいや」って言う人が多いかもしれないので、ここはモデルにならないって言うかも知れないけどね。
 もちろん能天気にすべてを真に受けるわけではないし、全員が幸せだって感じているとは思わないが、“悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである”(フランスの哲学者:アラン)という言葉があるように、意志の力によって楽観主義でいたいですね。ウイスラーはそういう人が多いと思う。

 ところでこの数日はやっぱり楽しい。まだまだこれからも楽しいと思う。先日ブラックコム山でチェアスキーヤーの日本代表に人達にあった。みんな元気だし明るいし素敵です。
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 今日は久しぶりにウイスラーをベースにインターナショナルで活躍する佐々木大輔さん(青森出身)と滑った。
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 これからウイスラーローカルと皆で一緒に滑る機会も増えてくることと思う。

 これからが本当に楽しいウイスラーです。

3月23日 新雪0cm(1週間で98cm)積雪242cm  山頂温度-9℃ ビレッジ温度1℃


今日は晴れたので。

2009/03/22

Category: General
Posted by: b02
 今日は晴れたので沢山の人が山に滑りに行きました。

 年に一回も見ないなあっていうような人も見かけたので、今日はウイスラーの住人の大半の人達が滑りに行ったのではないかと思われるぐらい山は混みあっていました。多分、本当に今日は今シーズンのベストではないかな??

 昨日はクローズだったウイスラーのピークチェアーも10時前にはオープン。
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L: Whistler Mt Peak Chair Area, Just a few minute after peak chair opened

 写真では判りにくいと思いますが、右下のウオーターフォールも人が飛んだばかり。やり放題、無法地帯のようなピークチェアー。

 
 タイガーテラスの方にも新しいラインを刻みに人が移動。
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L: Whistler Mt Peak Chair Area, New lines from tiger terrace.


そんなピークに行かなくても結構な極パウがそこら中にありました。
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L: Whistler Mt, Near Tree Fort Area. S: Koichi Hamada

写真がちょっとファジーですがシンフォニーチェアーからみるフルート山には行列ができてハイクアップ。
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L: Flute Mt View from Piccolo Mt.


3月21日 晴れ。 新雪35cm(24H)積雪259cm 山頂温度-10℃ ビレッジ温度-2℃

Give Pow A Chance.(パウを我らに)

2009/03/21

Category: General
Posted by: b02
 降り続いております。24時間で47cm、7日で149cm。いまが本当に今年のウイスラーのピークシーズン。毎日があまりに極パウ。

 なんか他の地域でもパウみたいで、3月20日のニューヨークタイムスにはこんな記事と写真が載っていた。
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 ユタ州のアルタでは105mmのアバランチャー(雪崩コントロール用のミサイル、写真の左側、武器ではありません)。こんなすごいのを打ち込んでいるみたい。右の写真もユタ州の写真。いい感じのパウダー。こんなパウダーショットをこんなに大きく載せるなんて「ニューヨークタイムスやるな!!」っていう感じです。
 火薬なんてものは人の役にたつ為に、人が楽しむために使うもんですね。

 先日日本から来ていた友人が、日本にテ○○ンというものが飛んでくる可能性があるっていっていた。どうせ火薬を使うなら花火とかこういう風に使ってほしいものです。そうすれば喜ばれる。でなかったらでっかいブーメランでもくっつけて撃ったところにもどるようにでもしたらいいでしょう。

 ユタ州はアメリカでも雪の多いところ。ナンバープレートには“SKI UTAH”。
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 BC州隣のワシントン州も負けてはいない。“BIG MOUNTAIN REAL SNOW”。
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 でもBC州には“MR SKI”がいる。
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 他にもいろいろあるけれど今回はここまで。

 ここ数日のウイスラー、あまりにすごすぎて滑っているところの写真がなくて申し訳ないのですが大雪の雰囲気をどうぞ。
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3月20日 新雪26cm 積雪265cm 山頂温度-12℃ ビレッジ温度0℃

雪纏、聖パトリックの日。

2009/03/18

Category: General
Posted by: b02
 3月17日は聖パトリックの日。

 先週の土曜日から16cm、16cm、22cm、14cmと続いている新雪、本当にいまが今シーズンのウイスラーのピークです。今朝も街全体が雪を纏っていて、雪がイルミネーションを柔らかく反射していました。
 そして、午前中は天気予報が良い方にはずれて青空が見えました。「冬を終わらせないぞ!!」っていう感じで毎日がパウパウです。
  
 ゲレンデでは緑を纏った人達を沢山見かけました。
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 で、あちこちで歓声が響き渡っておりました。
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 毎日がヤバすぎるウイスラー、まだまだ雪が続きそう。

3月17日 新雪14cm  積雪230cm  山頂温度-11℃  ビレッジ温度0℃

ウイスラー積雪200cm突破祭り。

2009/03/16

Category: General
Posted by: b02
 昨日16cm、今朝12cm。ついに積雪が200cmを越えました。これからが本当のウイスラーです。これはもう200cm突破祭りと称してビールでも飲むしかないでしょう。
 
 昨日今日と続いた極パウ、たまたま土日と重なったので、ゲレンデはすごい賑わいでした。明日もこの極パウは続く予定なので月曜や火曜日であるにもかかわらずゲレンデはすごい賑わいだと思います。

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 IPCのWC杯で来ていた日本人選手が、「こんな天気(視界が悪くて大雪)なのに人が沢山くるんですか?」って言っていた。ウイスラーではパウあらば、晴れようが雪だろうが視界が良くなかろうが人が集まってきちゃいます。しかもIPCのWC杯のためにフェンスで囲まれていたコースがあるので、少なくとも二日分のパウがコースを含めフェンス内の森の中には溜まっている。ここが絶対に穴場。今日はまだ完全にフェンスがはずされていなかったので、明日もまだまだ穴場の極パウがあるはず。
 そうそう、ウイスラーではWC杯が行われるときは、そのコースにフェンスを張るだけじゃあなくて、そこにアクセスできる森も含めて大量にフェンスで囲います。そうしないと森を滑っているうちに間違えて大会中のコースに出てしまうことがあります。それは危険なので大量のフェンスが必要になります。

 まあ、いずれにしても滑るしかないでしょう。

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L: Toward Big Red Chair Secret Spot @ Whistler Mt S: Satoru Takeda

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L: Isolated by WC Fence Forest Area @Whistler Mt R: Kimie Ishizaka

 今シーズンは降雪が今のところ647cm。まだまだ300cmはあると思うので、こりゃあ100年に一度の未曾有の極パウ3月4月となるかも知れない。
 
 みなさ〜ん、ウイスラーに来るしかないですよ〜。

3月15日 新雪12cm 積雪202cm 山頂温度-11℃ ビレッジ0℃

オーカナダ、人が遊びに住むところ??

2009/03/14

Category: General
Posted by: b02
 しばらく続いた晴天が過ぎ、明日からは本格的な雪が続きそうなウイスラー。
 
 イベントとしてはIPC(国際パラリンピック委員会)アルペンWC最終戦が行われている。これはもちろん来年のためのテスト大会。またバイアスロンのWCもほとんど同じ日程でオリンピック・パークにおいて開催されている。IPCアルペンでは日本人が大活躍。特に座位男女ではほとんどどの種目において、かならず表彰台に日本人の誰かしらが上がっている。これはもう日本人同士でせめぎあっているといっても過言ではない。すごいことです。詳しくは日本障害者アルペンチームのHP を見て下さい。
 
 会場にはパラリンピックのマスコットSUMIがいました。

L: Whistler Creek Side

 ところで先日、たまたま乗り合わせた人がイギリスからカナダに移民した人。元I○Mに勤めていたチョーエリート。いきなり地球規模の問題の解釈や解決のことを言っていたと思ったら、最後には宗教の勧誘みたいになってしまったのだが、リフトに乗っているたった10分の間に話はひとつ完結し、なんとなくこの自然に感謝する気持ちにさせられた。
 すごい人なのだが、要するに「イギリスにいるときにはヨーロッパにスキーに行っていたが、もっともっとスキーをしたいがために、会社の支社をカナダにつくらせて、自分が赴任してそのまま居ついてしまった」というお話。
 もちろん移民で構成されるカナダ。難民移民やいろいろ大変な思いをして安住の地としてこの北の大地に住みついた人も多い。
 でもこの人みたいに“オーカナダ、人が遊びに住むところ”っていう感じの人も多いのかもね。


S: Hideo N L: Blackcomb Glacier Area P :by Kiyonori Sasagawa

3月13日 新雪0cm 積雪180cm 山頂温度-8℃ ビレッジ温度0℃

雪がとけたら。

2009/03/11

Category: General
Posted by: b02
 ウイスラーでは、「雪がとけたら?」って聞かれたら「MTB」とか「ゴルフ」って答える人が多いと思う。日本の学校で、「雪がとけたら何になる?」というが質問、答えは「水になる」。これに対して「春になる」って答えたら×だったという話を聞いたことがある。

 まあ、それはさておき、夏時間(正式にはDay Light Saving Time)の始まったウイスラー。でもこの数日はとても強い冷え込みがきています。週末にはまたパウダーの予定。

 この夏時間のおかげで、またフレッシュトラックと朝食ツアーが楽しくなった。というのは日の出が8時ごろになったから。
 再びウイスラー山のラウンドハウスで朝食を食べているときに日の出を見ることができるのだ。
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 朝の日に照らされたウイスラー山も綺麗だ。
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 ところで夏時間になったくせに山は寒い。
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 この温度計は寒さで壊れたものではなく、もともと壊れていたものです。

 でも天気が良いのでBCも大人気。遠目からですがブラックコムBCのコロナボール。遠目からでも「楽しんでるな!!」っていうのが良くわかります。滑っている人がいるのが分りますか?
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L:Corona Bowl Blackcomb Backcountry

 新雪0cm  積雪184cm 山頂温度-23℃   ビレッジ温度-15℃

相変わらずの夏時間。

2009/03/09

Category: General
Posted by: b02
 カナダは3月8日から夏時間。8日の午前2時がそのまま午前3時になる。つまり1時間時間が少なくなるので8日は1日23時間。毎年のことだが、今年もいつもと変わらぬ風景でした。
 
 朝の9時には「今日はもしかして山はお休み??」って思うくらい誰もいませんでした。10時過ぎからぼちぼちと賑わいを見せてきたゲレンデ。多分スタッフも含めて多くの人が夏時間になったことに気がついていなかったのかも知れません。もちろん街の時計台も冬時間のまま1時間遅れています。
 
 今日は極パウではなかったけれど、氷河エリアや、一部のポケットとなったエリアではかなりいい感じのパウでした。しかも朝は人が少なかったのでちょっと得した気分。

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P: Blackcomb Glacier

 数日前までクローズだったウイスラー・クーロアールやサークーといった◆◆もオープン。やっと本格的にオープンして楽しくなってきたウイスラーです。この数日間は天気もよさそうなのでバックカントリーがとても楽しそう。

 ウイスラーはこれからですよ。

3月8日 新雪0cm 積雪182cm 山頂温度-18℃ ビレッジ温度-5℃

IPCノルディックWC終了。

2009/03/08

Category: General
Posted by: b02
 3月4日から4日間にわたって開催されたIPCノルディックWCが本日終了。

 来週月曜からはIPCアルペンWCファイナルが始まる。各国の選手たちがウイスラー山を滑っているのを見かけたが、一足スキーやチェアースキーでかっとんでいました。勿論本人たちにとってはゆっくり滑っているのでしょうが、見ていてとても速かったです。オフィシャルトレーニングがあって、本選は3月11日のダウンヒルから始まります。
 日本の選手も大勢出場予定ですので、この時期ウイスラーにいる人は是非応援しましょう。

 ところでIPCノルディック最終日の今日はXCスプリントでした。日本選手では男子立位の新田選手が決勝に進み5位入賞。
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P: NITTA Yosihiro @ Just Before the Goal.

 日本の荒井監督は「選手たちもヨーロッパの遠征が終わって一度日本に帰って、日本でジャパン・パラリンピックという代表選考会があったので、それに全員でてからカナダに来ましたので、時差の調整とかなしに来ています。ですからちゃんとしたトレーニング計画と時差調整をやれば充分戦えるだろうなと思います。特にロシアとウクライナが大変強い国で、彼らの一角にこの日本がどのくらい入っていけるかが課題になると思います」。と語った。

 また、本日5位入賞ですが、とても悔しがっていた新田選手に関しては「足の障害と手の障害の選手が一緒にレースしていますんで、どうしてもXCはダブルポールが主流になってきていましてですね、シングルポールで推進するというのはどうしてもきついです。でも今、頑張っている各国の選手たちが沢山いますから、障害の違いを超えて、真に世界チャンピオンが誰かを決める大会にはふさわしいと思っています。新田選手は技術的にはダイゴナル(XCクラシカル)のテクニックでは世界のトップだと思います。今日の悔しさを、本番に向けて一年間トレーニング積めば結果がでると」と語った。
 僕も、今回の大きな悔しさが本番では大きな笑顔に変わってほしいと思います。

 また男子座位の長田選手や久保選手については「LW10(障害のカテゴリー)の選手はこのコースは大変きついと思います。ですから大変エキサイティングなコースになっている。我々も普段あまり経験したことのないコースですね」と語り、

 また、今回のチームの最年長、45歳の長田選手に対しては
 「でも、その年齢と言っても彼は21歳の時に交通事故で、脊損になって、そこからリハビリだとか車椅子の生活に慣れていって、で好きなスポーツをみつけて、こう考えていくと僕らにとって彼はまだ24歳とか25歳とかの、本当にそういう青年期なんですね。ここで今初めて世界で戦えるようになってきているので期待しています」と語った。
 久保選手にたいしては
 「彼も高校3年のときに交通事故で脊損していますので、まだまだこれから伸び白がたくさんあると思います。本当に期待しています」。と語った。
 その久保選手は6日に行われた長距離バイアスロンでは、5位に入賞しており、一時は3位争いにも加わっている。。
 
 より詳しく知りたい方はこちら


 続いてちょっと会場の雰囲気を。

 車椅子のカーリング体験コーナー。
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視覚障害者が音を聞き分けて射撃をする、その体験コーナー。
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 来年、このウイスラー・オリンピックパークで、今回参加された選手や、来年に向けて努力されている選手たちの輝くような笑顔を見たいと思います。

3月7日 新雪2cm 積雪185cm  山頂温度-15℃ ビレッジ温度-6℃

身障者XCクラシカル10kmレース。

2009/03/06

Category: General
Posted by: b02
 3月5日、19カ国120人のアスリートによって10kmクラシカルのレースが開催された。この種目も立位男女、座位男女、視覚障害とそれぞれクラスごとにレースが行われた。

 日本選手では、4日のバイアスロンに出ていなかった滝上賢治選手が立位男子に出場。また視覚障害女子に鹿沼由理江選手も出場した。

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P: TAKIGAMI Kenji

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P: KANUMA Yurie Guide ODAIRA Norio

 結果は立位男子で新田佳浩選手が3位に入賞。

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P: From Left , 2nd TUOMISTO Ilkka FIN 1st BALUKHTO Oleg RUS 3rd NITTA Yoshihiro JPN

 新田選手は「昨日、本当に悔しい思いをした(バイアスロンで決勝に進めなかった)ので、今日やっと来シーズンにつながるレースができました。だけどまだ二人の選手には負けているので、今、自分の課題として爆発的な力がまだちょっと足りないなというところを感じるので、爆発的な力をだせる心肺機能を高めることと、苦しいところでも我慢して滑れるだけの筋力をつけること、それが出来ればバンクーバーではいい結果に結びつくのではないかなと思いますので、一日一日を大切にしたいと思います」と力強く語った。

  ロシア、ウクライナ、北欧が圧倒的に強い中、カナダ勢では視覚障害男子で、ブライアン・マッキーバー選手とガイドのロビン・マッキーバー選手が10kmを26分21秒で走り抜け、圧倒的な速さで優勝。2位とは2分近い差がついていた。
 二人は兄弟で、ガイド役の兄もオリンピック選手、視覚障害のある弟はパラリンピックの選手。日本で行われた大きな大会の時は、日本のオリンピック選手よりも視覚障害のあるブライアン選手の方が早かったというエピソードもあるという。

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P: McKEEVER Brian Guide McKEEVER Robin 

 IPCバイアスロンとXCはあと二日間開催される。来週からはIPCのアルペンの大会。同時にIBUバイアスロンのWC杯も平行して開催される。また、週末はブラックコム山でクロスの大会も行われる予定。パウダーが降ったらパウダーも滑りたいし。遊んで、見て、食べて。今年のウイスラーはすごく忙しいです。

3月5日 新雪7cm 積雪184cm 山頂温度-16℃ ビレッジ温度-7℃

身障者WC杯とRFKJrの講演。

2009/03/05

Category: General
Posted by: b02
 今日から身障者のバイアスロンとXCスキーのWC杯が始まった。

 本日の種目はバイアスロンのスプリント競技。

 立位女子では大田渉子選手(日立システム)が5位、出来島桃子選手(新発田市役所)が9位と活躍。
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P: OTA Shoko Start Position

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P: DEKIJIMA Momoko

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P: OTA Shoko Shooting Position

 立位男子の新田佳浩選手(日立システム)と佐藤圭一選手(中電CTI)は13位と15位でおしくも決勝ラウンドに進めなかった。

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P: NITTA Yoshihiro & SATO Keiichi

 世界選手権で優勝経験のある新田選手は「射撃が当たらなかったのと、ここに来る前にインフルエンザになったのでちょっと調子が悪かった。来シーズンに向けてなにをやらないといけないかはっきりわかっている、スタートしてすぐ登りが続くので、そこをうまく走りきることがすごく大切になってくる」。続いて「最初の500mでリズムを掴めるか掴めないかで、スプリントでもそうですけど長いペースになっても最初のはいりがすごく大切だなと思っている。しっかりイメージしながら来シーズンやりたい」と語った。

 座位男子では久保恒造選手(日立システム)が6位、長田弘幸選手(日立システム)が11位と活躍した。 多くの選手が射撃で数発外す中で、両選手とも射撃は一発もはずさず、射撃の集中力の高さを印象付けた。
 今年46歳になる長田選手は「自分は登り坂が一番のポイントなので、上り坂をいかに早く登るのかが課題」、また「あの年で、あのおっさんがんばっているなと(言わせたい)」と語った。

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P: KUBO Kozo

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P: NAGATA Hiroyuki

 今回、日本の選手は出場していなかったが視覚障害者の競技も行われた。障害者はガイドと共に走り、射撃ではヘッドフォンをつけ、音式スコープという装置で音を聞きながら狙いを定め、的を打ち抜く。

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P: Visually Impaired Shooting

 会場にはそれを体験できるブースがあったが、僕はまったく的に当てることが出来なかった。視覚障害者の音を聞き分ける能力の高さに改めて驚かされた。


そして夜はウイスラーAWARE主催のロバートFケネディJrの講演。

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P: Robert F Kennedy Jr

 氏は1983年ヘロイン所持で逮捕された経験があり、刑務所に入る代わりに、ハドソン川をきれいにする1500時間の奉仕を課せられた。その奉仕の経験が今現在の氏の活動に繋がっている。
 
 で、気になっていたこと、“氏はウイスラーで滑ったかどうか?”

 最初の挨拶で「カナダは好きで、バンフで滑ったこともあるし、今日はウイスラーで初すべりをした」とコメント。満員の会場から拍手が沸きました。
 ところで今日の会場の中でネクタイをしていたのは氏だけで、ニット帽子を被ったままの若者やTシャツ姿やジーンズ姿、みんなチョーカジュアルでウイスラーらしかったです。

 3月4日午後 新雪0cm 積雪185cm 山頂温度-9℃ ビレッジ温度0℃


普通に極パウ。

2009/03/05

Category: General
Posted by: b02
 3月に入って、雪が降っては晴れるという繰り返し。なんだか普通に極パウ楽しんでいます。
 ハイアルパインエリアがオープンしない日が数日続いた後のゲレンデは最高に楽しいです。

 誰がそこにラインを刻むのか?
 
 軽そうに見えるけどややこしいかもしれない。
 
 大体においてハイアルパインエリアはややこしいことが多い。でもそれを楽しまなければウイスラーじゃない。

 このラインはしばらく一本しか残っていませんでした。
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 Tバーエリアは若干締まったパウダーでしたがいい感じです。
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L: Horstman Glacier @ Blackcomb Mt.

 ブラックコム氷河エリアパウダーは、「始め楽々後パリパリ」という感じでクラストしてました。
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 すぐにコロナボールやフスミ、プープシュートといったBCエリアにもシュプールが刻まれることでしょう。

  Goku Pow can not be explained, it can only be experienced.
=極パウは説明できるものではない。ただ経験するべきものである=

3月4日 新雪0cm 積雪185cm 山頂温度-8℃ ビレッジ温度-4℃

もうすぐ200cm。

2009/03/03

Category: General
Posted by: b02
 このところ毎日のように新雪の続くウイスラー。 

 28日に2cm、昨日は19cm、今日は10cmで積雪は188cmになった。この8日間で新雪は100cmを軽く越えている。その新雪の量の割には結構晴れ間があるので3月になってやっと本気で楽しくなりつつあるウイスラー。
 
 僕の目安としては“積雪が200cmを越えるかどうか”だ。200cmを越えたら、P2PGのライン下とかかなりいけそうな気がする。 降雪量は現在590cm。多分1000cmはいくので、今年のウイスラーで一番楽しいのは3月か4月になりそうだ。

 ところで27日にはエアダンシングのアートショーがマウンテン広場で開催された。

 夜7時前にはリハーサル中。

 
 本番は夜の闇の中、ライトアップされてとても幻想的。


 最後は満月が映し出されてクライマックス。


 音楽のリズムが、なんとなく人の持つリズム(たとえば胎児のときに聞いた母親の心臓の鼓動のように、人の中に深く刻まれたリズム)に近く、とても心地よい感覚になりました。


 28日はレッドブル主催のショーケース・ショーダウンがスキーヤーズ・プラザで開催された。


 
 3月1日はウイスラーらしい19cmの重たい新雪。


 そんな中ジュニアのレースの大会は行われているし、CEREのイベントも行われていた。
 
 どうだあ〜っていう感じでイベントの続くウイスラー、これからが本番です。

3月2日 新雪10cm、積雪188cm 山頂温度-3℃ ビレッジ温度5℃