寒気が入ってきて、山の上では−25℃ぐらいの日が1週間ぐらい続いた。
風の影響を考えれば体感温度は−30℃以下。ウィスラーのビレッジでも−20℃に迫る勢いだった。

図書館では、夜とても寒い人のためにエマージェンシーシェルターとして場所の提供が行われていた。
これは図書館前のクマ。


閑話休題、2021年の7月上旬、ウィスラーは熱波に襲われ41.8℃の気温になった。BC州の一部では50℃をこえLYTTONという街は山火事で1日にして燃えて壊滅した。
冷房なんてないのが当たり前のウィスラーでは、ホテルが冷房の効いたロビーを開放してくれてエマージェンシーシェルターとなった。

僕のところも冷房なんてなく、多分部屋は45℃ぐらいになったと思う。仕事場は冷房があったので、仕事場が一番楽しかった。
ただ、カナダは湿気も少なく、日が暮れればそれなりになったのでなんとか酷暑に耐えることができた。
こちらはその時の気温。


同じ2021年の12月には今回の寒波を上回る-28.2℃になり、同じBC州の北の方では−50℃ぐらいになったと記憶している。


たった半年の間で、同じ州で気温差100℃の体験ができたわけだ。ウィスラーだけでも気温差80℃の体験。
なんか住んでるだけでアドベンチャーな感じだ。

さて、寒波から急にパイナップルエクスプレス(太平洋の暖かい空気が入ってきて温かくなる現象)が入ってきて、今日はその狭間。

適度に寒いまま、山では10cmの新雪。

正直ウィスラー山のエメラルドエクスプレス周りが穴場だった。3本ぐらいはほぼノートラックでエメラルドの中級コースを回すことができ、大満足の朝だった。




またラットフィンクなどの、ちょっと崖のある上級コースでは、早速クリフジャンプのトレーニングをするフリーライドの若者たち。


これでも5,6mは飛んでいるのに、2回目はどんどん360にチャレンジしていた。


もちろんスキースクールのレッスンでも崖エリアに入ってきているし、上級キッズのスクールもチャレンジしていた。


積雪が十分ではないので、まだまだ危険が多い。でも自然では危険があるのは当たり前。
本当に自然の中で楽しみたかったら経験と知識を蓄えたガイドやインストラクターは絶対に必要。

失敗して当たり前、チャレンジなくして進歩はない。
それを目の前で繰り広げられたら価値観が変わってくると思う。
是非、ウィスラーのパウダーデイに来て、その圧倒される空気感に包まれてほしい。

さて、今年のゲレ食(ゲレンデレストランでの食事)、カナダといえばプーティーン。

場所はランデブーレストラン、$15です。EPICシーズンパスを持っていれば食事は20%割引。

最後に
Peace,Love and Happiness for you at Christmas and always


12月23日雪 新雪10cm 積雪120cm シーズン降雪いまだに2.3m
山頂温度-4.3℃ ビレッジ温度-15.2℃