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老いも若きもワンちゃんも

2020/03/21

Category: General
Posted by: b02
3月15日以来クローズされていたウィスラーブラッコム。
3月18日夕方に、ゲレンデ内ハイクアップを認める声明発表。

結果ゲレンデ内を登ってバックカントリーに行くルートが解放された。

ブラッコム山はブラッコム氷河、7thヘブンへのルート。
ウィスラー山はオリンピックランを使ってのフルート山、オーボエ山。ウィスラーのクリークサイドはビックティンバーまで。そしてもちろん元々のバックカントリーであるシンギングパスはOK。

小一時間も登って滑るだけでも十分楽しい。

3月20日登ってきたけど、結構多くの人たちが登っていた。
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登り続けてキャンプする人たちも多そうだ。何にも繋がらないところでキャンプでもしてたらいいね。
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さてここまでの流れ。
3月14日(土):ゴンドラ乗車は友人同士か、シングルは一人。レストランの客席を間引きしてお互いの距離を取る措置。
3月15日(日):WBを含むベイルリゾート3月22日までクローズを発表。
3月16日((月):カナダトルドー首相、鎖国(国境封鎖)発表。
3月17日(火):ベイルリゾート営業終了を発表。北米のスキー場はほぼ全て営業終了を発表。
但しブリッケンリッジ、レイクタホー、WBは4月下旬か5月に再びオープンするか考慮中。
3月18日(水)午後、ゲレンデ内ハイクアップ許可。

ゲレンデをハイクアップする分にはお互いのソーシャルディスタンス(スキーやボード一本ぶんぐらい)は離れているし、家に閉じこもっているより絶対にいい。

3月20日にはカリフォルニア州に外出禁止令が出たそうだけど、山に出ることに関しては大丈夫だそうだ。


日本では3月20日にオリンピック聖火がギリシャから東北に届けられた。
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色々な意見はあると思うけど、予定どうり聖火が到着してちょっと心が軽くなった。

それにしても森さんの話は長かったなあ。

隣に立っていたJOCの山下泰裕さん、僕も東海大学体育学部なので、当時現役だった山下さんを囲んで写真を撮ってもらったことがあった。

僕の周りも体育学部で体がでかい。

山下さんが囲まれすぎてどこにいるか探すのが難しい写真になってしまった。(山下を探せ)

柔道部だった友人は「山下との練習の時は、山下が勝ったり俺が負けたりしていたんだよなあ」って自慢げに話していた。

「っていうか、お前練習でも一回も勝ってねえだろう」。本当に物は言いようです。

パンデミックになって色々な現象が起こっている。

ウィスラーのリカーストア(BC州では酒屋は州経営なので公務員)では、なんとなく酒類の買い占めが始まったのかビールとワインの棚の隙間が目立っていた。
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3月20日に、BC州が「安心しなさい、酒屋の経営は続ける。お酒はたっぷりある」と正式に声明を発表してくれた。
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パンデミックドリンキング、飲み過ぎには注意ですね。

とりあえずパニックパニックになるのではなく、「安心しなさい。大丈夫」って言ってもらうとやっぱりいいよね。

今回のCOVID-19の怖いところは、自分は無症状でもいつの間にか感染していて、身近な大切な人にうつしてしまうかも知れないということ。人の心の愛情を逆手にとって人と人とを分断して混乱させているところ。

家にいて外に出ないことも正しいけど、ソーシャルディスタンスを保ちつつ経済活動を継続することも大切。
正しいことは正しいことぶつかって衝突してしまうので、両方が正しいなら、どっちが楽しいかを選びたい。
こんな中、世界では色々な奇跡的なこともたくさん起こっている。

今、自分にできることは“手洗い手洗い手洗い”だけかもしれませんが、自分にできることはなんでもやります。早く収束に向かって欲しい。

さてウィスラー周辺の様子はこちら。

トレインレックハイキングコース(1956年にスピードの出し過ぎで脱線した貨物車、片付けるお金がないのでほったらかされているうちに勝手にペイントされ名物になり、正式なハイキングコースに昇格したエリア)
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レインボーパーク。
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凍ったグリーンレイクでのんびり。
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ウィスラーから車で1時間。夏は人気がありすぎて人でごった返すローワージョフリーレイク。
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もちろんバックカントリースキーは大丈夫。

とりあえずは晴れているだけでも感謝。山に登れるだけでも感謝です。
外は日に日に春めいています。

3月21日 晴れ ビレッジ、朝の気温は-4℃ 昼間は+11℃

自然や動物はいつも通り

2020/03/15

Category: General
Posted by: b02
3月12日はバンクーバーパラリンピックからちょうど10年。
また図書館の前で記念イベントが行われた。

いつもと変わらず先住民の祈りの歌。
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そしてケーキカット
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マスコットだったSUMI登場。
僕ももちろん記念撮影。
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実はこの時自分のカメラを会場におき忘れてしまった。夜中に気がついて、次の日に行ったら無事に届いていた。
「ある」とは思っていたけどやっぱりあった。昨年はシムフリーの携帯を隣町のスタバのトイレにおき忘れて一日遅れで取りに行ったら無事に届いていた。一年に一回はポカをやる。

あまり関係ないけど、右手で持っていたコーヒーをテーブルに置いて、左手で持っていた時に、「あれ、ここに置いたコーヒー無くなった」って騒いでしまい、「左で持ってるよ」と言われ自分でびっくりしたことがあった。

慌てる前に気をつけましょう。

ところで山はいい感じ。平日は空いているけど週末は混んでいる。
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こちらはブラッコム氷河からスピアヘッド山へ向かう行列。フスミシュートやコロナボウルは定番中の定番コース。今度コロナボウルは蹴飛ばしておきます。

この日は別の穴場パウダーを蹴飛ばしに軽くハイクアップ。
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7thヘブン側の南斜面に滑り込んだら、同じコースをバンクーバーから来た親子が滑ってきた。
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元々はウィスラーに住んでいた父。今はバンクーバーに住んでいて、毎週末のように滑りにきているとのこと。隠れた岩も多い中、お父さんの滑りも思い切りがいいけど、ぴったりくっついていく息子さんの滑りも気風のいい滑りで、ビクビク滑った僕はちょっと反省。

ボディバックボウルでは、レスキュートレーニング。
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軽くパウダーを滑ってウィスラー山に移動すると、エアジョーダンを下見する二人。
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こちらはドマンスキーエリアでのライン。
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さりげなくきて、さりげなく滑っていったんでしょうね。

さて、ウィスラーで楽しめるのは滑るだけじゃない。スポーツとミュージックとアート。

ここで、最近気に入ったリフティーのイベント&インフォ。
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やはりウィスラーに来たら景色を楽しんじゃいましょう。

昨年のWSSFのアート+ソウルに展示されていた日系人アーティスト、ジョナタン・バンドー(JACLOT)
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昨年の極パウ4月18日でも軽く触れたけど、やっぱりでてきました。
http://www.canada-info.jp/b02/archive/2019-04-18/

アートウィスラーというイベントが4月まで行われているけど、その冊子や看板に彼の作品が使われている。
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夏時間になって日差しの長くなったウィスラー。
のんびりしたい日には見に行くのがいいだろう。

最後に、どうしても触れなければならないのが、パンデミックとなってしまったCOVID-19

3月14日午後3時過ぎ、突然3月15日〜22日までスキー場クローズというのが発表された。
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あまりに動きが早くて、またその動きも大きくてびっくりしている。

アメリカでも大手のスキー場が軒並みクローズドとなってしまった。
3月20日にその後についてのアナウンスがあるとのこと。
トップの判断は尊重して、5月末まで滑れるウィスラーとしては再開してくれることを祈る。

もちろんスキー場以外は自分で登れば滑れる。滑れないわけではない。
巷ではボーダーはスプリットボードを探している人が急に増えたとのこと。
スキーヤーも昔懐かしいアルパイントレッカーとか再需要があるかもしれない。

MTBや雪道ハイキングなどもできる。

朝になればいつものように太陽が昇って闇は消えてゆく、綺麗な自然は目の前にある。
動物達も普通に行動し、もうすぐ春告げ鳥がやってくる。
いつも以上に、普通であったことに感謝して、お互いを思いやって今こそみんなで乗り越えていきましょう。

3月15日 晴れ 新雪0cm 1週間で10cm 積雪254cm シーズントータル834cm
山頂温度-23.9℃ ビレッジ温度-10.5℃
 

iPow

2020/03/08

Category: General
Posted by: b02
まだまだいい雪の降り続くウィスラー。
5月下旬まで滑れるウィスラーでは、3月はまだ後半戦の始まり。

先日ゴンドラの中で、トロントの方から来た人たちの会話を聞いていたら、とても硬いパウダースノーのことをiPowと言っていた。

ウィスラーの先輩の「今日のパウダーは硬いねえ」っていう名言は以前から知っていたが、やはり英語でも氷のように硬いパウダー(icy powder)をiPowとジョークで呼んでいるらしい。
日本の北海道で降るような軽くてとても良い雪のことをJapowというのは有名な英語だけど、カチカチの雪を表すiPowも面白い造語だ。

ところで2月下旬に行われた恒例のピーク2バレーレースは、絶好のコンディションで行われた。(このレースは4人で行う団体戦。カテゴリーは4人の合計年齢。チームは男女混合でレースは年齢順にスタート。180旗門、5,5km、標高差約1400m、オリンピックGSの約4倍のタフなレース)
ゼッケンが一桁台だったら、80歳代だと思っていい。最後の方に滑る人は20代。老いも若きも一緒に遊べる素敵な名物レース。
ホントにウィスラー、老いも若きも美男美女。
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今シーズンは週末が、雪が降った後に天気が良いことが多い。

そんな様子のウィスラーのピークエクスプレス。
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ブラッコムのグレーシャーエクスプレス。
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リフト乗り場のインフォメーションも適当なような英語で面白い。
こういうのを読むのも楽しみの一つ。
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また、週末はゲレンデアクセスのバックカントリーに出かける人も多い。
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小学生ぐらいの女の子を連れて登っていた家族もいたけど、こちらはアスリートチームのキッズたち。
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彼らもフルート山に普通に登っていった。コーチについてゲレンデ内の超急斜面を滑ったんでしょうね。
逞しいです。

フルート山からオーボエ山、カウボーイリッジは緩やかな斜面からそれなりに急斜面まで登った分だけ楽しめるAll Yours(全部あなたのもの)。
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まあ、うさぎさんには遅れをとっちゃいますけどね。
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帰りは夏のハイキングコースでもあるシンギングパスで下山。ビレッジはこっち。この看板を見つけたら安心。
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まだまだ後半戦に入ったばかりのウィスラー。楽しみましょう。


さて3月上旬現在、世界で話題になっているのがコロナウィルス。
3月5日のPIQUEでも言及されていた。
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記事はこちらでも読めますので、是非読んでください。
https://www.piquenewsmagazine.com/whistler/preparing-for-covid-19/Content?oid=15125078

最初のつかみは、ウィスラーらしくてこんな感じ。
It feels like we are skiing a slope and when we stop and look up, we can see a huge avalanche coming at us way off in the distance—so we feel like the risk is low, but we know that it's not going to stay that way.

そして
”ハラペーニョを切った時のように、しっかり手を洗いましょう”
”挨拶はハグやキス、握手はやめて今はハローって言いましょう”
”トイレットペーパーなどは他の人のことも考えて必要な分だけ”などなど。

過去にもSARSなど色々あったけどまたまた試されています。十分注意して乗り越えましょう。

最後に久しぶりにゲレ食紹介。
この春から拡張工事の始まるランデブーの軽食から、アーティサンサンドイッチ。
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結構おなかがいっぱいになります。

3月7日 晴れ 新雪0cm 1週間で41cm 積雪268cm シーズントータル820cm 山頂温度-9.3℃ ビレッジ温度-8.2℃