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TPPでTPPP

2017/01/25

Category: General
Posted by: b02
先週は1メートル以上の新雪が降ったウィスラー。
TPP(とってもパウパウ)です。

折しも始まった25周年を迎えるウィスラー・プライド・アンド・スキー・フェスティバル。(ゲイウィーク)


とにかく優しくて親切な人が多い。郵便局の入り口や色々なところで「お先にどうぞ」とドアを開けてくれるのは当たり前。
レディース・ファーストではなくアザーズ・ファースト(他人優先)だ。
こういう世界はもしかしたら理想なのではないか?

他人様のためになることを考える。自分のように隣人を大切にする。

ところでトランプさんがアメリカの大統領になった。当然カナダでも全国紙の一面を飾っていた。


ウィスラーのPIQUE誌上では、食べ物の値段が上がることが懸案されていた。
アメリカの農場に200万人いると言われるUNDOCUMENTED WORKER。カナダはアメリカの食物をたくさん輸入している。
いまだからこそ逆にBUY LOCAL。より新鮮な地元のものを買いましょう。
地産地消ですね。

さて、先日はスピアヘッド氷河へバックカントリーに行ってきた。
ウィスラービレッジからスキーリフトを乗り継いで1時間もかけずにバックカントリーに行ける。

しかも雪崩の危険性も毎日情報として提供してくれている。
本日はCONSIDARABLE(雪崩の危険あり)。状況としては雪が良い分、雪崩には気をつけなくてはならない。


入り口の標識。バックカントリーに行く前にやっておかなくてはならない10のことが書いてある。


さあ、入り口からたくさんのシュプールが見える。



登ってみるとややこしいところに人が立っている。



みんなそれぞれ楽しそうだ。
スピアヘッド氷河に入るとすでに色々なトレースが見える。歩くのはそのトレースに沿って行くのが安全だろう。


僕は陽の当たるコロナボウルへハイクアップ。ここから滑ればゲレンデ内にすぐ戻れる。



ゲレンデ内のブラッコム氷河へ戻り、プープシュートを見上げると上部に結構大きな雪崩の跡があり、その雪崩はゲレンデ内近くまで届いていた。


やっぱり今日は“CONSIDARABLE”だった。
雪崩はいつどこで起こるかわからない。本当に気をつけないといけない。

ところでカナダも日本もアメリカも雪はたくさん降るので、本当にこれは大きな資源だと思う。
だからTPP(とってもパウパウ)、でTPPP(TRANS PACIFIC POWDER PARTNERSHIP:環太平洋粉雪協定)。

We have Powder, We have tools,,, un TPPP
お粗末様で、、、。

1月25日 晴れ 新雪0cm  積雪220cm 
山頂温度−9℃ ビレッジ温度−3℃

Remember Powder First

2017/01/20

Category: General
Posted by: b02
今週のウィスラーは低気圧がきていて連日大雪に見舞われている。

比較的暖かい低気圧なので、ウィスラービレッジの標高ではみぞれになっている。
山ではちょっと重めの極パウが降り続き、雪崩コントロールのダイナマイトの音が、山から4km離れた僕のアパートの方まで聞こえて来る。

1月19日のスノーリポート


ハイアルパインエリアがずっとクローズなので、週末にオープンしたら“THE DAY”になることは間違えないだろう。

先日ウィスラーの公会堂で、ここ数年問題になっている交通事情をどう解決したら良いのか?というフォーラムが開かれた。


夏冬ともに週末のビジターがとても増えているため、交通渋滞がとてもひどく、
ビレッジから抜け出すだけでも相当な時間がかかってしまう状況だ。


昨年の夏にはパイロットプランとして、週末のローカルバスが無料になった。なるべく公共の交通機関を使ってもらうようにするということだ。

冬で言えば、POWDER FIRST。
「気持ち良くパウダーを滑ってもらって、気持ち良く帰ってもらうにはどうしたら良いか?」ということになる。




折しもカナダの新聞紙上でも、 ダボス会議のことやアメリカ大統領就任のことが書いてあるが、ウィスラーとしてはPOWDER FIRST

1月18日のナショナルポストより


先週末には恐竜に乗ったインストラクター発見。


コブや急斜面を滑る恐竜インストラクターを追いかける子供達が可愛かった。


ビレッジのオリンピック広場では無料のスケートリンクがあって、そり遊びができる小山もできていて楽しい。




ブラッコム氷河の下部には、今年も氷河のケイブがぽっかり空いている。




ウィスラーにはウエブサイトで調べても出てこないような、いろいろ楽しいことがある。

今週末は天気が良さそうで、今年25年目を迎えるプライドウィーク(ゲイウィーク)も始まる。今からとっても楽しみなウィスラーだ。

プライドウィスラーのウエブサイトはこちら
きになる人は要チェック。

1月19日 新雪23cm 一週間で84cm 積雪240cm
山頂温度−6℃ ビレッジ温度0℃


公人

2017/01/11

Category: General
Posted by: b02
公人、ウィスラー市長としてのナンシーさんが「今年は市長として30回はスキーをするのが最大のゴール」だと、1月3日のウィスラークエスチョン(週間新聞)に書いてあった。


日本では、公人なのか私人なのかいろいろな場面で物議を醸すことがあるが、ウィスラーでは公人だろうが私人だろうが「滑ることは良いこと」と認められている。


年末には名札をつけたウィスラーブラッコム(WB)の社長さんが、同じゴンドラにのってきた。
僕はWBではこの人はとても偉い人だと知っていたが、特に偉ぶるわけではなく、降りる時に“Have A Nice Day”というので、“Thank you, you too”といって別れた。

夏にはマウンテンバイク(MTB)スロープスタイルのレッドブルアスリートで世界チャンピオン。ウィスラーローカル、セムナック選手とタイミングよく二人きりでゴンドラに乗った。
折角なのでセルフィーで写真に入ってもらったが、彼はこっそり裏ピー(裏ピース)をしていたのでその後、僕のトレンドは裏ピーになった。


彼が降りる時に“Have A Great Run”と言ったら“You too”と言われた。もちろん彼の言うGreat Runなど出来るはずがないが、とにかくウィスラーでは偉い人でも世界的に有名な人でもとてもカジュアルだ。

そういったところもウィスラーの良いところだと思う。

やはり世界レベルであろうと初心者レベルであろうが、それぞれがお互いを認め合うことが大切なんだと思う。
例えば初心者コースでもエキスパートのコースでも、それぞれのエリアで認め合って「あいつは頑張っているな」「よし、俺も頑張ろう」と思うことが大切で、POWの世界ではそれが当たり前なんだと感じている。

こちらは今年できたラーニングエリアのムービングカーペット。ちょっと不思議な空間だ。


こちらはチルドレンアドベンチャーパークのバレードラゴン。


同じエリアのマジックキャッスル。


ここはバックカントリーエリア、ステアマスターからのプープシュート。


こちらは1月10日のウィスラー山にて。冷え込んでいるので軽いパウダー。



人格の形成には、個人としての人間が認められていることが大切で、人類としての人間として埋没してしまうと萎縮してしまうのではないか?

どんなレベルでも個人として認め合えるPOWの世界で頑張ることは、果ては人類の進歩につながっていくと考えられる。
かくして僕は今日も滑りに行こうと思う。

Dear Pow, please give me glimpse of Pow power today.
Help me to believe that Pow are willing and able to help me in any situation I encounter.

最後にゲレ食より、でっかいミートボールの入ったパスタ。

お値段は$14.50

1月11日 新雪0cm  1週間で23cm 積雪188cm シーズン降雪530cm
山頂温度-14℃  ビレッジ温度−11℃

今日がPOWの日

2017/01/05

Category: General
Posted by: b02
年末にかけて大雪に見舞われたウィスラー。
これは12月30日のスノーリポート。

この日は山に32000人が上ったとカウントされ、最も忙しい1日となった。

ビレッジまで雪に見舞われ、朝夕の雪かきには往生したが、これもコアトレーニングの一環だと思えば苦しくも楽しくなる。

年末年始休日になっている、ウィスラー市役所の公用車はすっかり雪にうまってしまった。


ウィスラービレッジの中も除雪が間に合わないぐらい雪が積もっていた。


そのため夜のイルミネーションもとても綺麗だった。


ところで年末のウィスラークエステョンには、エキストリームリー・カナディアンというスクールで、ジュニア向けのビックマウンテンライダーを育成するプログラムの記事が出ていた。


13歳から18歳のジュニア向けで、雪山やオフピステでの安全な判断力を養うことを中心に、ツリー、雪崩、バディーシステム、アクシデント時の対応などを総合的に学ぶキャンプとのこと。

ウィスラー・ブラッコムはゲレンデ内とはいえビッグマウンテンだ。
岩場や崖、ツリー、クーロアールなどゲレンデ内でありながらそういったシチュエーションを学ぶことができる。
ウィスラーで本気で遊ぶならゲレンデ内でもビッグマウンテンの知識は必須になる。

以下の岩場は当然ゲレンデ内。

なのでレッスンも行われている。


ちょっと残ったパウダーを利用してクリフジャンプも頻繁に行われている。


そして、気楽に行けるゲレンデアクセスのサイドカントリーエリアも充実している。



Whistler, the best place on Earth.

雪が降った日でも降らなかった日でも、ウィスラーでは滑ろうと思ったその日がPOWの日なんだと思う。

I tell you, now is the time of Pow’s favor, now is the day of Pow.

最後にゲレンデレストランメニューより。

ラウンドハウス一階のピカスエリアで出されているパイをご紹介。
ビーフパイやベジタブルパイにシーザーサラダをサイドにのせて頂きます。

値段は$13.50


1月4日 新雪0cm 積雪195cm 山頂温度-15℃ ビレッジ温度-8℃