公人、ウィスラー市長としてのナンシーさんが「今年は市長として30回はスキーをするのが最大のゴール」だと、1月3日のウィスラークエスチョン(週間新聞)に書いてあった。


日本では、公人なのか私人なのかいろいろな場面で物議を醸すことがあるが、ウィスラーでは公人だろうが私人だろうが「滑ることは良いこと」と認められている。


年末には名札をつけたウィスラーブラッコム(WB)の社長さんが、同じゴンドラにのってきた。
僕はWBではこの人はとても偉い人だと知っていたが、特に偉ぶるわけではなく、降りる時に“Have A Nice Day”というので、“Thank you, you too”といって別れた。

夏にはマウンテンバイク(MTB)スロープスタイルのレッドブルアスリートで世界チャンピオン。ウィスラーローカル、セムナック選手とタイミングよく二人きりでゴンドラに乗った。
折角なのでセルフィーで写真に入ってもらったが、彼はこっそり裏ピー(裏ピース)をしていたのでその後、僕のトレンドは裏ピーになった。


彼が降りる時に“Have A Great Run”と言ったら“You too”と言われた。もちろん彼の言うGreat Runなど出来るはずがないが、とにかくウィスラーでは偉い人でも世界的に有名な人でもとてもカジュアルだ。

そういったところもウィスラーの良いところだと思う。

やはり世界レベルであろうと初心者レベルであろうが、それぞれがお互いを認め合うことが大切なんだと思う。
例えば初心者コースでもエキスパートのコースでも、それぞれのエリアで認め合って「あいつは頑張っているな」「よし、俺も頑張ろう」と思うことが大切で、POWの世界ではそれが当たり前なんだと感じている。

こちらは今年できたラーニングエリアのムービングカーペット。ちょっと不思議な空間だ。


こちらはチルドレンアドベンチャーパークのバレードラゴン。


同じエリアのマジックキャッスル。


ここはバックカントリーエリア、ステアマスターからのプープシュート。


こちらは1月10日のウィスラー山にて。冷え込んでいるので軽いパウダー。



人格の形成には、個人としての人間が認められていることが大切で、人類としての人間として埋没してしまうと萎縮してしまうのではないか?

どんなレベルでも個人として認め合えるPOWの世界で頑張ることは、果ては人類の進歩につながっていくと考えられる。
かくして僕は今日も滑りに行こうと思う。

Dear Pow, please give me glimpse of Pow power today.
Help me to believe that Pow are willing and able to help me in any situation I encounter.

最後にゲレ食より、でっかいミートボールの入ったパスタ。

お値段は$14.50

1月11日 新雪0cm  1週間で23cm 積雪188cm シーズン降雪530cm
山頂温度-14℃  ビレッジ温度−11℃