一年の計は元旦にあり。とすればとても素晴らしい2010年の幕開けとなった。

 1月1日は朝の新雪は9cmだったが、その日はずっと降り続けていたので、溜まるところにはすごい勢いで新雪が溜まっていた。

 ウィスラー山のハイアルパインエリアは、強風と視界不良のために、ハーモニーチェアーやピークチェアーはクローズドのまま。雪崩コントロールも、雪が落ち着くまでしないのかダイナマイトの音もなし。

 しかしながら雪はいい。こんな時ローカルはおとなしく滑っているわけもなし。

 登る登る、老いも若きも男も女も。

null
Hike up toward Peak to Creek Run.

 いつもなら圧雪のかかってしまうところも、今日はリフトが動いていないからパウダーだ。
 僕らはウィスラー山のHWY86を登り、北米最長の中級者コースといわれるピーク・ツウ・クリークを滑ることにした。20分も登れば標高差1000m近くのパウダーが滑れる。

 こんな日はむしろリフトは動かさないでほしい。ゲレンデの中であるにもかかわらず、ローカルだけの隠れ家コースがあちこちに出現する。

 ウィスラーって、ウィスラー山とブラッコム山と、二つも大きな山のスキーエリアを擁しているんだから、一つぐらい“No Grooming Mountain”=“非圧雪山”として売り出してもいいんじゃないかな?
 今、世界的にエコが叫ばれているし、今度のオリンピックもエコが一つのテーマだし、圧雪車走らせなければそれだけエコなんだから。圧雪をかけるとしたら本当の初心者コースだけで、帰ってくるためだけに圧雪しておく。どうでしょうかね???


L: Just side of Peak to Creek S: Yusuke Shinozaki


こちらは当日一緒に滑ったウィスラーのKawasakiさんから頂いた動画です。こんな極パウ


1月3日 新雪2cm 48時間で33cm 積雪239cm 山頂温度-4℃ ビレッジ温度2℃