今日の32cmの新雪は神様からの贈り物。
　
　例によってピークチェアーエリアにはたっぷりなパウダー。



　ダイナマイトの音と共にあちこちに雪崩が起きて、山全体がどんどん盛り上がっていった。



　そしてピークチェアーがオープンした10時過ぎには、エアジョーダンにラインナップが。



　ちゃんと着地地点に人がいないかどうかチェックしながら次々と飛んできた。



　本当にウィスラーらしいウィスラーの風景。
　

　そしてハーモニーチェアーやシンフォニーチェアーのオープンと同時にパウダーラインがあちこちに刻まれていった。




　　

　最後。ソチ5輪のカナダ代表、スキージャンプのTANAKA ATSUKOさんが、ウィスラーで2７日から開催されるカナダ全国大会に来ていて、たまたまお会いしたので一緒に写真を撮ってもらいました。



　ソチ5輪、お疲れ様でした。カナダ全国大会も頑張ってください。

　明日も晴れ。週末は再びパウダー予報。

3月26日夜　新雪24時間で35cm　積雪272cm　山頂温度-6℃　ビレッジ温度-4℃
　

　数日前、「世界の著名人のお話を聞く会」というのがバンクーバーで開催され、今回のお話はビルゲイツのお話だったとのこと。

ビルゲイツがウィスラーに何度か足を運んでいるのは聞いているし、老舗のスシレストランにも色紙が貼ってある。


　「なんか転んでいるおっさんを助けたら、それがビルゲイツで、お礼に家を買ってもらった」とそんな話を聞いていたので、“人には親切にしよう”とこの数日はちょっと気にしていた。

　ちなみに3月9日の夏時間が始まってから、陽が伸びて、一日をとっても贅沢に使える本当に楽しいホワイトシーズンのウィスラー。ゲレンデは沢山の雪を湛えてとってもいい状況。








　つい先日は、ブラッコム山の名物急斜面のパカロロでレッスンをしているご家族を発見。
小さい子どもたちとお母さんだった様子で、“入り口には岩が多い状況”や、“転ぶと巻き込まれるから一人ひとり入ってくること”などいくつかの注意点を説明した後パカロロに入っていった。






　ご家族の後には、どうみても60歳ぐらいのご婦人が、続いて入っていった。

　この狭い岩の間を通り抜けるとちょっと広くなるが、まだまだ40度ぐらいの急斜面が続く滑り応えのあるコース。



　老若男女、急斜面も人気です。

　ところでビルゲイツを探しているつもりだったが、偶然、ヒルトンホテルでリゾートをしている某出版誌のタヤガキさんにお会いした。



　ビルゲイツさんは、今回ウィスラーにはいなかったかもしれないが、偶然にもタヤガキさんにお会いできたのはとても光栄なことだった。

　今日も新雪32cm!!　この数日、山の上は極パウだ。

　本当に楽しいホワイトシーズンのウィスラーは始まったばかり。

3月26日　新雪32cm 　積雪277cm 　山頂温度-7℃　ビレッジ温度-4℃

　3月17日はアイルランドの祝祭日、聖パトリックデイだ。その元もとのいわれや言い伝えはともかく、世界中から人の集まるウィスラーとしては、何はともあれ、ビールを飲む日という意味になるらしい。







　そんなことをフェイスブックに投稿したら、“that's everyday in Whistler”というコメントを頂いた。
　
　まったくその通りで、何のいわれがなくてもとりあえずビールを飲むという人が多い。「残金$10になってしまったらどうするか？」という質問にも、「とりあえずそれでビールを買って飲みながら考える」という答えを出す人が多いとも聞く。
　
　まあ、クローバーは三位一体を象徴するらしいが、僕は、それにパウダーを付け加えて、四位一体ということにして、とりあえずは元気で滑れることに感謝したい。



　ところで今日も10cmの新雪だったが、ゲレンデは最高に楽しかった。適度に冷え込んでとってもいい状況。ウィスラーのホワイトシーズンは今からが本番。









　
　ウィスラー最高!!　是非遊びに来てください。

3月17日　新雪10cm　積雪266cm　山頂温度-７℃　ビレッジ温度-６℃

　

　3月9日から夏時間になり、今日もよい日のウィスラーでした。

　この2日間で43cmの新雪が降り、2日ぶりにオープンするピークチェアーにはいつものように人だかり。







　シェールスロープをビッグターンな人達が滑り降りて、誰かが飛ぶことになっているエアージョーダンには若者たちがオープン10分後ぐらいには登場して、ラインナップを盛り上げてくれました。







そして、10数分後にはウオーターフォールにもいいラインが刻まれていました。



変わりのないこの状況。ますます楽しくなってきているウィスラー。

本当に今日もよい日のウィスラーでした。

3月9日　新雪22cm　積雪256cm　山頂温度-4℃　ビレッジ温度1℃

　1870年、ニューヨークで「反バナナの皮・オレンジの皮協会」なるものが発足したというコラムを読んだ。
　バナナの皮とは、政治用語でもあり、政権を悩ませることになる災いや落とし穴などを意味するそうだ。
　そんなコラムを読んで思い出したのは、ウィスラー山にもオレンジピールというコースとバナナピールというコースが隣り合ってあるということだった。




　ニューヨークで発足した協会に関係しているのか分からないが、この二つの初心者コースはとても滑りやすく、かつ結構穴場で、圧雪されたうえに積もった極上パウダーを滑る秘密のエリアなのである。
　またこの2つのコース間にある森の中には、夏のMTBコースがあり、そこは間違えるととんでもない落とし穴があるスリリングで楽しいコース。
　
　ウィスラーのコース名に隠されたに機知とウィットを考えていると、やっぱり奥が深いなって思う。

　さて、ソチ5輪も終わり、続いてパラリンピックがもうすぐ始まる。この大会でも世界中の人達に感動を与えて欲しい。パラリンピックの人達には、より多くのストーリーが隠されている。
　特にカナダとしては、女子アイスホッケー金、男子アイスホッケー金に続き、スレッジホッケーも当然金メダルと思っている。本当に無事の開催を心より願っています。
　ちなみにバンクーバー５輪では準決勝で日本チームがカナダチームを破って決勝進出していました。カナダとしてはまさかの敗退でしたが、日本チームがそれだけ頑張ったんだなって思う。
　
　写真は、外気温-5℃にもかかわらず、時差の関係で朝の4時からウィスラーのオリンピックプラザのスクリーンの前に集まり応援する人達。カナダ人のホッケーに対する熱はものすごいものがあります。






　
　閑話休題、最近のパウダー状況。
　先日、地元イントラのケビンに山であったらいきなり「Hokkaido、Hokkaido」って話しかけてきた。何かと思ったら「北海道みたいにいい雪だ」って言いたかったらしい。北海道に行ったことのある彼にとって、この良いパウダーは北海道を思い出させるらしい。

　こちらはバックカントリーに繰り出す人々。
　

　ゲレンデ内でも最高でした。
　

　最後は、ブラッコム山のレストランの椅子の下にヘルメットフックができたという話題。


　

　これってヘルメット着用率の高いウィスラーではとってもいいアイディアですね。

　明日も極パウ予想です。

3月2日　新雪5cm　積雪214cm　山頂温度-10℃　ビレッジ温度-8℃