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新雪12時間で48cm、そしてINVICTUYS GAME

2024/02/29

Category: General
Posted by: b02
2月28日、新雪12時間で48cm、この新雪はさらに降り続き、2月29日には48時間で77cm

ベースが240cmに爆上がり。

やるときゃやるウィスラーブラッコム。


まあ、「おもしろきこともなき世を面白く住みなすものは心なりけり」
なので、大雪が来ようが来まいが、楽しく過ごすのがウィスラー流。

パブでは、いい歳をしたおっちゃんおばちゃんバイキングたちがドンチャン騒いでいた。


でもこういう人たちはどんなに騒いでいても次の日パウダーだったら朝から滑っちゃう。
なんか生物としてのパワーが違う。

「かくすればかくなるものと知りながら」っていうか、リフトのラインナップはすごいとわかっていても「已むに已まれぬやまれず滑り魂」。
とにかく滑りに行くのが正しい。


こちらはその日の情報。
WarningにSnow Immersion Suffocation(雪中窒息)の危険。半分ジョークで半分ホント。


とにかく新雪を滑ることは理屈ではなく絶対的に正しい行為なのだという信仰がある。
滑るものは救われるのだ。

今回は2月28日のとしてアップするけれど、実際には3月に入ってもパウダー三昧だ。
ここに来て、Winter Startedって喜ぶローカルも多い。

「パウダー降ったから滑りに行こう」ってプライベートジェットとかで来れてしまうようなセレブな人も多い。それはそれでいいなあって思う。

この数日の様子。





こちらはゲレンデ内だけどちょっとハイクアップが必要なレッサーフルートエリア。

S:Miho


S:Yojiro

これは正直言ってJapowクオリティーだった。

続いてこちらは嬉しいニュース。
INVICTUS GAME(パラリンピックのようなもの)が来年2月8日〜16日に行われる。
このゲームはハイブリット型で、同時期にバンクーバーでは夏の競技も行われるとのこと。


このゲームの代表は、Henryさんで、2月14日には、ウィスラーに来られていた。


こちらは、その時にチェアスキーを体験されるハリーさん。

その後、先住民の居留区でもあるMt Curryの方もご訪問されていたらしい。

ところでこれは最近見かけた面白看板。

「このバーに当たると、打ちどころ悪かったら命も危ない」っていう注意書きがしてある。
これ、目が飛び出ているように見えるけど、誰かがイタズラで後付けしたもの。

この遊び心が面白い。



ところで最近ウィスラー界隈で議論されているスキーヤーズコンプレッションについて。

これは、雪崩が起きそうな斜面でも、どんどん滑ってしまって雪をかためて仕舞えば、雪崩の危険は逆に少なくなるというもの。
最近は、パウダーが降ったら目の色変えて突っ込んでいくような地域ローカルが減っているのではないか。
やはり地域ローカルが積極的(目の色変えて)にパウダーを滑りまくるっていうことが必要なのではないか?という意見。

予々言っているように、パウダージャンキーはその行動の理論づけがなくても、人様のお役に立っているという事実があると考えられる。
しかも岩場や崖を飛び降りていくというのは自己犠牲を伴う人としての崇高な行為と言えるのではないか?
まあ屁理屈はともかく、何はなくとも冬は滑るということが、回り回って世界をよくしていくことに繋がっていくのは間違えないだろう。

生きとし生けるものは
さあ、滑りましょう。

最後に、WBのゲレ食は美味しいが、ローカルでの穴場を紹介。

T19(テーブル19)、ここはビレッジから車で5分ほど。ホンデューやダックやリブステーキなどなんでも美味しい。


落ち着いていて、お値段も割とお得なので是非試してみて下さい。

2月29日 晴れ 新雪29cm/12h 77cm/48h. Base240cm Total6.4m
トップツウボトム(-10℃ぐらいから-2,3℃)までとても楽しめる1日でした。

EPIC DAY

2024/02/13

Category: General
Posted by: b02
2月12日はエピックデイだった。
雪が少ないと言われている今シーズン、久しぶりに24時間で29cmの新雪。


朝からすごいラインナップかと思いきや、2月11日に行われたスーパーボウルのためか、結構スムーズに山に登ることができた。

7thヘブンが開いたのが10時半、ラインナップはあったがそれほどでもない。割とスムーズにパウダーを堪能。
一本滑ってホストマン氷河を見ると綺麗なラインができている。



スダーンクーラーの方に向かうとアイシーだからスキーはお勧めじゃないと書いてる。


ただ、シルバインの方からは何人か入っているので、そちらの方からエントリー。
あんまりアイシーでもなくスムーズに入れて若干硬めにしまったパウダーを堪能。




続いてはグレーシャーエクスプレスからスパンキーズラダーへ。


今シーズンはまだ一度もあいてないショーケースTバー。そこはバックカントリーに行く人たちで賑わっている。
普通にスキンをつけて登る人もいるし、ブーツパックで登れるように圧雪してあるところもある。




僕も今シーズン一度バックカントリーに行ったが、ブラッコム氷河へのエントリーが岩が出ていて難しい状態になっていた。もうしばらくブラッコム氷河はオープンしないんじゃないかなあ。

スパンキーズを滑って、振り返るとやはり景色が素晴らしい。


これぞカナダ。ブラッコム氷河エリア、オープンして欲しいですね。



さて、最後に今シーズンの様子を少し紹介。

フィッツシモンズエクスプレスが8人乗りになりました。


コスプレ軍団は相変わらず。
楽しいことが大好きな人たちで溢れいている。


標高1000m以下はあまり雪がついていないので、ガチでMTBを楽しむ人もいる。


ゲレ食の方だが、だいたいCA$20ぐらいはする。ただしシーズンパスホルダーは2割引なので、今シーズンから2割引の値段も表示されるようになった。

こちらは名物のクリスタルハットのワッフル。


新しいのは、フーリーローデット以外にもファンキーモンキー、クッキー&クリームというメニューが増えたこと。



フーリーローデット


ファンキーモンキー

どちらもとても美味しい。

そして、COVID-19(コロナ)のために3年間メニューから外されていたダスティーズの巨大ナチョスが今シーズンより復活。


お肉もなんでも全部乗っけるとCA$50になるけど、五、六人で食べても十分な量なのでこれもお勧めです。

最後に、最近聞いたウィスラーの小ネタ。

⚪︎84億円の家?
ウィスラーで一番高い家は、ネットで見る限り40億円(Ca$40ミリオン)なのだが、ネットに載らないけど超高級住宅地にお城のような家がある。

持ち主は年に2回しか来ないのに一年中電気がつきっぱなしで、「もったいないじゃないか、どうにかしたほうがいい」という投稿があったそうだ。
その投稿ではCa$84ミリオンの家と書いてあったそうだが、その根拠がどこにあるかわからない。
ただその家の持ち主は、運転手さんの家と、お手伝いさんの家も別につくってあり、色々ひっくるめて84億円なのかもしれないが、いずれにしてもすごいお値段だ。

⚪︎実はホテルのオーナー
ビレッジをいつも歩いている老人がいて、ホテルに入ってきて困っているようだったので、あるワーホリの日本人が「トイレを探しているのかと思って連れてったあげた」ら、実はそのホテルのオーナーだった。
ビレッジをうろうろしているのは運動をしてるだけで、ホテルに入って困っていた訳じゃないけど、日本人の青年が親切にトイレまで連れて行ってくれたからトイレに入ったとのこと。

とにかく、世界的なリゾートの一つであるウィスラーには色々な人がいる。

困ってる人がいたら親切にしてあげて損はない。。

天は雪板の上に人をつくり、雪板の下に雪をつくった。
雪が降ったと言ったらとにかく楽しく滑る。
雪はともだちです。

2月12日 新雪 11cm/12h 29cm/24h 積雪152cm(まだ足りない) 年間降雪量5m(7mはいくだろう) 山頂温度-7.4℃