こんにちは。ウィスラー在住暦の長い野口英雄です。

また冬がやってきました。
10−11のホワイトシーズンの今年も、ウィスラーからの「極パウ」情報を届けさせていただくことになりました。今シーズンもよろしくお願いいたします。


先シーズンの極パウで、「絶対に来年(10−11)も極パウが降る」って断言して報告を終わりにしたけれど、この断言は予言より素晴らしく、大当たりのウィスラーです。ホント、言い切ってみるものだなと思う。

ウィスラーの11月は観測史上4番目に多い雪に見舞われた。最近では12月24日の29cmと25日の44cm、この1週間で195cmの降雪。これはビッグクリスマスプレゼントだった。

200cmの積雪を超えたらツリーでもどこでも滑れるようになるから“積雪200センチメートル感謝祭り”をやるべきだと常々主張していたが、24日に212cmとあっさり超えてしまった。なんかクリスマスと一緒になって一回分の祭りを損した感じ。

さて、カムイミンタルとはアイヌ語で“神々の遊び場所”という意味だが、このウィスラーはいつも本当に神々の遊び場所っていうか、「それでよろしい、極パウをすべる」って大人も子供もホンキで思っている場所だなって感じる。

人が崖から飛び降りてくるなんて、最近では映像としては流れてくる。でも映像や写真記録が発達していない神話の時代は、人々の証言記録だけが残されて、「それホント?」ってことになっている。“神々は2本の板をはいて空から舞い降りた”なんてね。

でも、映像や写真で見るのと生で見るのとではやっぱりまったく違う。ちょっとこの数日をちょっと紹介。

まあ、相変わらずのウィスラーで、飛ぶのが好きな人たちっていうことなんだけどね。


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24日、ブラッコムロード脇の崖の上に人が立っていたので、「あれ?」って思ったら、下で見ていた人はウィスラーレジェンドのエリック・ペホタさんだった。上に立っていたのが、息子のローガン・ペホタ君。たぶんまだローティーン(10代前半)だったと思うけど、見事なラインで飛び降りてきた。




そして28日は“THE DAY”のウィスラーピーク。1週間ぶりぐらいのオープンではお約束、シェールスロープでのビッグライン。(このでかい急斜面をはじめにすべる人たちは数ターンで降りてくることが望ましいと言われている)




そして誰かが飛ぶことが好ましいとされる“エアージョーダン”のダブルクリフ。





これが今シーズン初の“THE DAY”

12月29日 新雪2cm (1週間で195cm) 積雪235cm 山頂温度−17℃ ビレッジ−6℃