(3月29日午後2時過ぎ、COVID-19感染者拡大のため、BC州政府の要請によりWBは3週間シャットダウンすることに。そして4月19日から春スキーとしてブラッコム山だけオープン予定だったが、3月30日、再開はせずに5月21日から夏の営業としてオープンすることが発表された。結果として3月29日が今シーズンのWB最終日となった。もちろんゲレンデは終了したが、バックカントリーなどは大丈夫)

今シーズンのWBは本当によくやってくれたなって思う。
雪もずっと良かった。

結局最終日となった3月29日は最初一人で滑っていた。天気も良く最高の7thヘブン。
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その後JさんKさんと合流。
グレーシャーエクスプレスから見えるショーケースTバーエリアも最高。
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僕らはスパンキーズラダーからルビーボウルへ。
ルビーボウルの奥は比較的荒れてないことが多く、「ウィスラー、パウダー発見!」っていうようなエリア。
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S:HN L: Ruby Bowl P: J Yanagisawa


ここでちょっと閑話休題。こちらも3月中旬の写真でプープシュートエリア。
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S:SP L: Poop Chute Area P:H Noguchi

3月下旬にはスパンキーズラダーにオレンジ色のジャケット3名が登っているのを発見。
滑っているところは見ることができなかったが、一人はブラインドスキーヤーで二人はガイドさん。
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パラリンピックでは、ブラインドスキーヤーのレーステクニックに驚かされるが、スパンキーズの岩だらけの急斜面を滑るブラインドスキーヤーにも驚かされる。
雪山には本当に強者が多い。
(その後、当日一緒に滑っていたKさんより情報が寄せられて、「Donovan Tildesleyというブラインドスイミングのパラリンピック選手で2008年北京五輪ではカナダ国旗の旗手でもありました」とのこと。ご本人のFBにはブラッコム山の超急斜面パカロロを滑っている動画もアップされています。)



またブラッコム山にはフリースタイルスキルズセンターも今シーズンにできていた。
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春はパークライダーの時期だっただけに急な終了は残念だが仕方ない。

ウィスラーをベースとする若者の成長度合いはとにかく驚かされる。1シーズンであっという間に上手になっていく。



さて、3月29日は、ウィスラー山でCさんファミリーが撮影をしているということで、JさんKさんと午後はウィスラー山に移動。

Cさんが息子さんたちの撮影をしているところに合流したところ、僕も写真を撮っていただいた。
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S: HN L: Harmony Area P: Hide Chiyasu
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S: HN L: Head Wall Area P: Hide Chiyasu

「ピークはまだ間に合うよね」っていうことで2時過ぎにピークへ。

並んでいるときに、3月30日から3週間WBがシャットダウンするという情報が流れ、多くの人がスマホで情報チェック。
結局それが本当であることがわかり、どんどん人がピークエクスプレスに集まってきた。

Cさんが「おにぎり6個あるから頂上で食わへん?」と提案してくれた。

結局これが今シーズン最終日になってしまったが、頂上に着いて食べたおにぎりの美味しさは本当に忘れられない。
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WBにいると、若者たちが1シーズンであっという間にスキルを身につけ「より大きく、高く、遠くへ」と成長する姿を目の当たりにする。
知の部分でも、若者たちが、今の大人たちの想像をはるかに超えるアイディアで、この現状を変えてくれるんじゃないかなって思う。

残念だったけど、本当に素晴らしい最終日になりました。
感染症対策をしっかり行って、ここまで開けてくれたWBにはもちろん感謝、そして今シーズン一緒に滑っていただいた方にも本当に感謝です。


今シーズンもお読みいただきありがとうございました。

3月29日 晴れ 新雪30cm/24h 積雪294cm 年間降雪量1070cm 山頂温度-13.5℃ ビレッジ温度−6.6℃