某金メダリストのパパをガイドしたことがある。
群馬からの団体さんで、その中にいらっしゃった。
初めてのウィスラーなのに、ゴンドラ降りた途端にガイドの言うことは聞かずに、さっさと滑り始めて先に行ってしまう。小学校からのご友人は「オギは相変わらずだ」と言って笑っている。

飲み会に参加させていただいた時、話される内容の99%はH話で、お仲間も「変わんねえな」と笑っている。

そのパパはスキー場の経営にも携わっていたらしいが、一言だけ印象に残った言葉が表題の「ここのスキー場は日本中のスキー場を集めちゃったようなもんだなあ」という言葉。
滑っていて思わず出た言葉だろうけど、印象に残った。

2月上旬がまさにそれ。色々な意味で決して良いとは言えない状況から、2日後にはガラッと変わる。こちら7thヘブン。
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グレーシャーエクスプレスエリアも最高。
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僕らもブッシュラットからスダーンエリアへドロップイン。
北斜面で、陽が当たってない分最高のパウダーだった。
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L:Bushrat S:K.Shimizu

ウィスラーはジャパウのようないい時もあるし、ジャブパウという感じで、全山大雨というときもある。
基本的にはややこしいパウダーばかりで、硬いカチカチパウダーから包まれるようなふわふわパウダーまで全てあり。緩斜面から急斜面、ゲレンデ斜面も東西南北全てあり。
どんなに喜べない状況でも、「まあ、いいんじゃないの」って言っていると、いつかご褒美がもらえるし、雨のような悪い状況でもスラッシーなんかして遊んでいると、それがいつか語り草になる。そんなスキー場だ。
とにかく受け入れちゃいましょう。

さて、この数週間のウィスラー。

1月26日のオージーデイ。
消防士によるオーストラリアのブッシュファイアーへのファンドライジング。
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1月31日は雨の中プライドパレード(ゲイパレード)
僕が勝手に「カナダのマツコデラックス」と呼んでいるプライドウィークのアイコンの方も今年は来ていた。
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こちらは1月27日の極パウ日に見かけたポリスグループ。
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ウィスラーではとても混み合う週末など、時々ポリスが制服で山を見回っている。
彼らには特別手当も出ているだろうから、「いいなあ」って声をかけたら、「これでも大変なんだ」って笑いながらパウダー滑っていった。

話は変わるが、世界中で話題なのがクライメイト・チェンジ(気候変動)。
ウィスラーでも1月16日に図書館でとカジュアルな討論会が行われた。
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パーソナリー、ローカリー、グローバリーで何ができるか。パーソナリーレベルでは、「自転車を使って通勤しよう」とか、「ゴミを減らそう」とか。ローカルレベルでは、エデュケーションのこととか。
ウィスラーは4シーズンリゾート(冬だけではなく春夏秋も楽しい)として確立されてきている。
冬より夏の平均気温上昇の方が問題で、山火事などのリスクが討論されていた。

シンフォニーエクスプレスエリアが15年前にオープンしたが、そこはなるべく自然にインパクトを与えないように開発されたエリア。
こんな看板が立っているので、興味のある人は読んでみてください。
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そんなシンフォニー乗り場で、今年からよく目につくのがヘルメットにとまるウィスキージャック。
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僕のヘルメットにも乗っかっていたようだが気がつかなかった。どうも「ヘルメットにはとまれる」ということを学んでしまったようで、ますます図(頭)に乗ってきているウィスキージャック。

2月7日 雪から晴れへ 新雪1cm 積雪252cm 山頂温度-7.1℃ ビレッジ温度-0.4℃