「雪は友だち--トモさんの身障者スキー教室」という本が、スキー関連の本では一番初めに読んだ本かもしれない。
その著者、三笠宮寛仁親王殿下。殿下の冠された大会で、今も美瑛で行われている宮様スキーマラソンに1980年代に出たことがある。
これが三笠宮寛仁親王殿下も一緒に走る大会とはよく理解していなくて、とにかく一生懸命走ったことだけ覚えている。

当時お世話になっていた旭川の石井先生は、三笠宮様に同行して北欧に行かれたことがあり、「ひげの本が出たから読め」と勧められたのを覚えている。

石井先生はアルペンスキーで活躍されたのち、結核を煩いアルペンを断念。その後30代半ばで大学に入り、卒業後北欧で半年ホームステイをして過ごす。本場での雪の文化に触れた石井先生は帰国後、北海道東海大学の旭川キャンパスができると聞き、学長に直談判して大学の先生になった人だ。

その石井先生が学生時代に飲み会をやったとき、集まった人たちにはジョッキが配られた。「ビールは?」と聞くと「風呂場に行け」と言われ風呂場に行くと風呂桶にビールが注がれていて、そこからジョッキで飲むという飲み会だったという。
そのときには既に結婚されていて、奥様は働きながら石井先生を支えていた。仕事から帰るとき、家の方が騒がしいから「嫌な予感がする、と思ったら案の定家だった」。と笑って話されていたのを覚えている。

雪にまつわる漢(オトコ)には、熱き漢が多い。

ちょっと前ウィスラーのゴンドラであったGerryさんは85歳、現役のシニアスキーのチームコーチだ。


噂には聞いていたが「この人か」と思った。

そしてちょっと前のPIQUEには91歳の現役スキーレーサー・オーエンさんの記事が出ていた。


ピーク・ツウ・バレー・レース、このレースは4人がチームを組み、4人の合計タイムで争われる。年齢の高い人からスタートして、180旗門、5,5km、標高差1443mを滑り切る。
元オリンピック選手もでるエリートレースだ。

オーエンさんのコメントは“I actually have a feeling that I’m skiing better today than I ever have”(今までで一番うまく滑った感覚だった)

本当に雪から学ぶことは多い。

今年のウィスラーは3月なのにまだまだ冬だ。


ウィスラー山


エアージョーダンのファーストクリフ。

(S:UNKNOWN)

セカンドクリフは360でクリアした。

S:UNKNOWN)

今日のブラッコム山では、スチューピッド・フェイスに何人もの人がいた。


エメラルドボウル下のこの超急斜面には、ほとんどひとが入るのを見たことがない。


この楽しさはいつまで続くんだろう。


先日、某ホテルではShannon Fordさんのライブアートが行われていた。


見ていたら「描いてみる?」って筆をわたされた。
ほんの一筆ですが、描かせてもらった。


そして現在オデン美術館では5月21日までアンリ・マティスのドローイングの企画展をやっている。


これは見に行く価値あり。
ウィスラーって、スキーやボードだけではなくいろいろ楽しめる雪友楽園。
是非みんなに来てもらいたい。


最後にグレーシャークリークレストランのUDONを紹介。



食べた友人曰く「美味しいよ」とのこと。

3月15日 新雪1cm 積雪291cm シーズン963cm  
山頂温度-6℃ ビレッジ温度2℃  お天気:雪