1870年、ニューヨークで「反バナナの皮・オレンジの皮協会」なるものが発足したというコラムを読んだ。
 バナナの皮とは、政治用語でもあり、政権を悩ませることになる災いや落とし穴などを意味するそうだ。
 そんなコラムを読んで思い出したのは、ウィスラー山にもオレンジピールというコースとバナナピールというコースが隣り合ってあるということだった。




 ニューヨークで発足した協会に関係しているのか分からないが、この二つの初心者コースはとても滑りやすく、かつ結構穴場で、圧雪されたうえに積もった極上パウダーを滑る秘密のエリアなのである。
 またこの2つのコース間にある森の中には、夏のMTBコースがあり、そこは間違えるととんでもない落とし穴があるスリリングで楽しいコース。
 
 ウィスラーのコース名に隠されたに機知とウィットを考えていると、やっぱり奥が深いなって思う。

 さて、ソチ5輪も終わり、続いてパラリンピックがもうすぐ始まる。この大会でも世界中の人達に感動を与えて欲しい。パラリンピックの人達には、より多くのストーリーが隠されている。
 特にカナダとしては、女子アイスホッケー金、男子アイスホッケー金に続き、スレッジホッケーも当然金メダルと思っている。本当に無事の開催を心より願っています。
 ちなみにバンクーバー5輪では準決勝で日本チームがカナダチームを破って決勝進出していました。カナダとしてはまさかの敗退でしたが、日本チームがそれだけ頑張ったんだなって思う。
 
 写真は、外気温-5℃にもかかわらず、時差の関係で朝の4時からウィスラーのオリンピックプラザのスクリーンの前に集まり応援する人達。カナダ人のホッケーに対する熱はものすごいものがあります。






 
 閑話休題、最近のパウダー状況。
 先日、地元イントラのケビンに山であったらいきなり「Hokkaido、Hokkaido」って話しかけてきた。何かと思ったら「北海道みたいにいい雪だ」って言いたかったらしい。北海道に行ったことのある彼にとって、この良いパウダーは北海道を思い出させるらしい。

 こちらはバックカントリーに繰り出す人々。
 

 ゲレンデ内でも最高でした。
 

 最後は、ブラッコム山のレストランの椅子の下にヘルメットフックができたという話題。


 

 これってヘルメット着用率の高いウィスラーではとってもいいアイディアですね。

 明日も極パウ予想です。

3月2日 新雪5cm 積雪214cm 山頂温度-10℃ ビレッジ温度-8℃