今年も、「パウダーだあ」なんていっている間に春になってしまいました。

 もちろんウィスラーではブラッコム山が5月27日までオープンしているので、まだまだ滑るし、5月でもパウダーを楽しめると確信している。
 また、どうせ半年後の11月には「パウダーだあ」って言いはじめるのは目に見えている。

 そんなことを言っている間にどうも世間では騒動やいざこざが多い。
 
 先日ゲレンデでガイコツ人をみかけたが、「一皮剥けばみんなガイコツ人なんだしなあ」って思う。



 WSSFの“マニフェスト”に“We are all riding together”ってある。それはみんな一緒に滑ろうよっていう感じだけれど、意味を広げて「どうせおんなじ地球にのっかっているんだからなあ」っていう意味も込められていると思う。ウィスラーにはそれが似合う。

“We are here today gone tomorrow” 「僕らは今日いる。明日はいなくなる」
“This is my festival” 「これは僕のフェスティバル」などなど語られている。

 意味が深いなあって思う。
 このマニフェストを見るたびに、ウィスラーでいいところにいられているんだなあって感謝。

 だいぶ前だけれど、FBにTERAKURAさんがこんな写真と文章を投稿されていた。



今日の出来事です。
帰り仕度の駐車場。赤灯を回したパトカーが隣のクルマの前で停まり、降りてきた警官がこう言いました。
「少し、中を拝見できますか?」
駐車場に緊張感が走ります。これは大捕物がボクの目の前で、と思いきや……
「ベクターっすね。ジニアスですか? いいっすねぇ。ウエストいくつスか? え、130! やっぱり太いなぁ。いやぁ〜乗ってみたいッス」
なぁんだ、とばかりに周囲のスキーヤーは大笑い。その後、スキー談議に花を咲かせてパトカーは帰ってゆきましたとさ(ほぼ実話)。
滑り続けていると、いろんな楽しい出来事に遭遇しますね。
さて、再び白馬へと向かいます。


 ウィスラーでも時々POLICEの人がゲレンデを滑っている。これもちょっと前の写真だけれど



 スキー談義をしてたのかな?
 オリンピックのときは毎日みかけたけれど、なんとなく楽しそうな感じだった。

 また、今年3月の新聞記事でこんなのがあった。


 今まで、街の中ではゲリラ的な撮影が多かった。
 でもALL I CANというビデオのJPオークレアがやっている街の中の映像が150万回以上のヒットを重ねて、その撮影場所だった町がクローズアップ。
 カルガリーの市として “ちゃんと許可を出して協力しよう。市の名前が出てくれると宣伝になるし嬉しい”。とそういう方向になったというような記事。

 日本でも、東京とか大阪とか雪が降ったときにものすごく綺麗だし、「滑った、転んだ、痛かった」っていうニュースではなくて「滑った、綺麗だ、面白かった」とかね。

 ちなみに評判の良かったALL I CANのストリートセグメントがこちら
 そしてパロディ版のALL I CAN’Tがこちら

 僕の場合、旭川にいたときはクロスカントリースキーばかりやっていたので、ALL I CAN’Tって良く分かる。当時クロカンの板で似たようなことをやっていました。

 さて先日、日本人唯一のスキーベースジャンパーの佐々木大輔さんがウィスラーにやってきた。

From Left. Jundai Nakashio, Daisuke Sasaki, Hideo Noguchi

 今年も他の人がやらないことをいろいろ計画しているんじゃないかな?
 昨年ウィスラーで初成功させたスキーベースジャンプの映像はこちら

 そしてウィスラーでは来年に向けて、新しいリフトの工事も始まった。


 来年はクリスタルエリアが楽しくなるのは間違いないと思う。

 さあ今日も3cmの新雪だ。結構冷えているのでいい感じ。

“Pow is here today gone tomorrow” (今日のパウは明日はない)
“This is my Pow” (これは俺のパウダーだ)
 
 これが僕のマニフェスト、滑りに行ってきま〜す。

 今年も極パウ・ウィスラー編、拙い文をお読み頂き本当にありがとうございました。今回をもって2012-13シーズンの極パウ報告を終了させていただきます。
 
 機会がありましたら、是非ウィスラーに遊びに来てください。

4月28日 新雪3cm 積雪189cm 山頂温度-6℃ ビレッジ温度4℃