2011/04/10: いつまで滑る雪解けすすむが
春告げ鳥の声が響きつつあるウィスラー。ビレッジでは雪解けがどんどんすすんでいますが、山ではまだまだ降雪がすすんでいます。
観測記録では、今年はすでに3番目に多い降雪(1442cm:4月9日現在)を記録しているウィスラーですが、まだまだ新雪が続きそうです。
明日は25cmぐらい降りそうとのこと。ヤバイデス。
本当に今が一番楽しいんじゃないかって思います。
天気の良い8日(金曜日)は本当におおくの人がブラッコム氷河やバックカントリーに向かっていきました。
P:ホストマンピークと、ブラッコム氷河への道。
この日は毎年恒例、ファクトリースマイルさん(以下ファクスマ)のツアーに同行させていただいた。
僕の知る限りでは、Tバーにチェアースキーでのって、ブラッコム氷河に向かったのはファクスマツアーが最初だったと思う。
今年の極パウ(2月3日)でも紹介させてもらったが、チェアースキーでブラッコム氷河に向かっている人を見かけた。
正確にはわからないけれど、「俺たちでもできるんだ」っていろんな人が限界を広げていっているのかもしれない。
この日の僕の新たなる発見は、70歳ぐらいのおばあちゃんやおじいちゃんを含めた6人ぐらいの人たちが、でっかいバックパックを背負ってバックカントリーに向かっていったこと。
おそらくカナダでは普通だったのかもしれないけれど、今まであの年齢の方はあまり見かけることがなかった。
週末を利用してのバックカントリーでしょうけれど、白髪のおじいちゃんおばあちゃん、本当に素敵です。
ブラッコム氷河エリア、まだまだ新雪も残っていて、快適でした。
P:左から佐々木大輔さん(十和田)、菅野秀明さん、ファクスマ代表の加藤ジェイさん。
今回はチェアスキーの菅野さんにウィスラーの魅力を伺った。
平成元年、26歳のときに交通事故で頚椎損傷の怪我。
リハビリではじめた車椅子テニスで長久由香(現バンクーバー在住、車椅子テニスのパラリンピック代表)さんに出会い、バンクーバーでテニスの練習。
そんな中、ポートランドに住むテニス仲間からの“サプライズ”で、マウントフットでいきなりチェアスキーに出会ったという菅野さんは、今回で4回目となるウィスラー訪問。
怪我をした当時はバイクの競技をやっていたというアスリート。
>ウィスラーの魅力は?
毎回きても同じところがない。景色が一緒でも毎回違う。雪もそうだし人が違う。滑っている人の雰囲気とか楽しさが違う。
>チェアースキーヤーからみては?
自由な感じがあるんです。あの、いろんなところで滑ってチェアーの人を見るけれど、日本だとどうしても(チェアーの人たちが)まとまって滑っている感じだし、同じことの繰り返しで反復とかしかないんですけれど、ここで見ていると何一つそんなのがなくて、本当に自由で、スキーってこれが本当なのかなって。
それに、前回は行けなかったけれど、今回はもう少し行けるんじゃないかなっていうような楽しさが絶対にあるんじゃないかな?
それに、海外に来て一つだけいえるのが、当たり前のように普通の人としてみてくれるじゃないですか?
日本はやっぱりそれがなかったので、そこからですね。テニスにしてもスキーにしても思い切りできるようになった。大輔さんとかみたいに普通に扱ってくれるっていうのが中々なかった。やっぱり、かわいそうとかそういう風に見られるのが、必ずどこかに感じていました。
>怪我をして変わったことは?
怪我をしたらそれまでと違ったことができるようになって、かえって今のほうが楽しくなった。いままでもオートバイとかしてきて、好きなことをしてきた人生だけれど、ケガをしてからのほうが、一年のうち半年海外にいたり、テニスのトーナメントをずっと周ったりして人に会えるのが楽しい。怪我がなかったら、こんなに沢山の人に会えなかった。
本当にそうだなって思わさせられました。
僕も、スキーがなかったらこんなに多くの魅力的な方々にお会いすることはなかったと思います。
東京から7798km、まだまだ素敵な雪が降っています。
4月9日 新雪0cm 積雪346cm 山頂温度-5℃ ビレッジ温度1℃
観測記録では、今年はすでに3番目に多い降雪(1442cm:4月9日現在)を記録しているウィスラーですが、まだまだ新雪が続きそうです。
明日は25cmぐらい降りそうとのこと。ヤバイデス。
本当に今が一番楽しいんじゃないかって思います。
天気の良い8日(金曜日)は本当におおくの人がブラッコム氷河やバックカントリーに向かっていきました。
P:ホストマンピークと、ブラッコム氷河への道。
この日は毎年恒例、ファクトリースマイルさん(以下ファクスマ)のツアーに同行させていただいた。
僕の知る限りでは、Tバーにチェアースキーでのって、ブラッコム氷河に向かったのはファクスマツアーが最初だったと思う。
今年の極パウ(2月3日)でも紹介させてもらったが、チェアースキーでブラッコム氷河に向かっている人を見かけた。
正確にはわからないけれど、「俺たちでもできるんだ」っていろんな人が限界を広げていっているのかもしれない。
この日の僕の新たなる発見は、70歳ぐらいのおばあちゃんやおじいちゃんを含めた6人ぐらいの人たちが、でっかいバックパックを背負ってバックカントリーに向かっていったこと。
おそらくカナダでは普通だったのかもしれないけれど、今まであの年齢の方はあまり見かけることがなかった。
週末を利用してのバックカントリーでしょうけれど、白髪のおじいちゃんおばあちゃん、本当に素敵です。
ブラッコム氷河エリア、まだまだ新雪も残っていて、快適でした。
P:左から佐々木大輔さん(十和田)、菅野秀明さん、ファクスマ代表の加藤ジェイさん。
今回はチェアスキーの菅野さんにウィスラーの魅力を伺った。
平成元年、26歳のときに交通事故で頚椎損傷の怪我。
リハビリではじめた車椅子テニスで長久由香(現バンクーバー在住、車椅子テニスのパラリンピック代表)さんに出会い、バンクーバーでテニスの練習。
そんな中、ポートランドに住むテニス仲間からの“サプライズ”で、マウントフットでいきなりチェアスキーに出会ったという菅野さんは、今回で4回目となるウィスラー訪問。
怪我をした当時はバイクの競技をやっていたというアスリート。
>ウィスラーの魅力は?
毎回きても同じところがない。景色が一緒でも毎回違う。雪もそうだし人が違う。滑っている人の雰囲気とか楽しさが違う。
>チェアースキーヤーからみては?
自由な感じがあるんです。あの、いろんなところで滑ってチェアーの人を見るけれど、日本だとどうしても(チェアーの人たちが)まとまって滑っている感じだし、同じことの繰り返しで反復とかしかないんですけれど、ここで見ていると何一つそんなのがなくて、本当に自由で、スキーってこれが本当なのかなって。
それに、前回は行けなかったけれど、今回はもう少し行けるんじゃないかなっていうような楽しさが絶対にあるんじゃないかな?
それに、海外に来て一つだけいえるのが、当たり前のように普通の人としてみてくれるじゃないですか?
日本はやっぱりそれがなかったので、そこからですね。テニスにしてもスキーにしても思い切りできるようになった。大輔さんとかみたいに普通に扱ってくれるっていうのが中々なかった。やっぱり、かわいそうとかそういう風に見られるのが、必ずどこかに感じていました。
>怪我をして変わったことは?
怪我をしたらそれまでと違ったことができるようになって、かえって今のほうが楽しくなった。いままでもオートバイとかしてきて、好きなことをしてきた人生だけれど、ケガをしてからのほうが、一年のうち半年海外にいたり、テニスのトーナメントをずっと周ったりして人に会えるのが楽しい。怪我がなかったら、こんなに沢山の人に会えなかった。
本当にそうだなって思わさせられました。
僕も、スキーがなかったらこんなに多くの魅力的な方々にお会いすることはなかったと思います。
東京から7798km、まだまだ素敵な雪が降っています。
4月9日 新雪0cm 積雪346cm 山頂温度-5℃ ビレッジ温度1℃