今日のESLは6人の生徒。チリ人とフランス人、フィリピン人、シリア人、中国人、日本人の僕と、もともとイギリス人の先生。それぞれの事情で移民してきて、全員がまったく違うバックグラウンドを持っている。英語の横にはアラビア語や漢字などなど。ウィスラーらしい風景だ。

 先日、日本救済の大きなイベントがヒルトンホテルのなかで開かれた。
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 イベントでは、大騒ぎをするわけではないが、静か過ぎるわけでもない。
 サイレントオークション、ライブアート、DJによる音楽。

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 ウィスラーの友人で、たまたま日本に帰っていて、事情で仙台に行って車で運転中に地震と津波にあった人がいた。
 津波から逃げているときに、車では無理だと思って車をすてて走って逃げていたところ、膝ぐらいまで波が来たときに、近くのトラックから「のれ!!」っていわれて、ギリギリ助かったとのこと。
 
 僕の祖父は関東大震災のときに講道館で柔道をしていたが、そのときには東京から埼玉の飯能まで走って逃げてきた(帰ってきた)と聞かされていた。

 確かに僕らは地震には多少なれていたが、今回は津波と放射能。いままでに世界中で起こった災害を一気に集めてしまったような大災害。心が痛くなります。
 
 でも、僕は乗り越えられない試練はないと信じている。
 
 僕らの祖父や祖母、祖先は色々な試練を乗り越えてきている。

 
 今回も時間がかかっても乗り越えられると信じている。

 
 2007年4月9日の極パウ報告で、僕のウィスラー写真が大前研一さんの本で使われたと書いた。
ご本人にはお会いしたことはないけれど、大前さんの考えに共鳴するところがあるのでちょっと一部引用。

▼ 復興資金は、消費税と節電ルールから生み出す
 1つは「期間限定・目的限定被災地救済消費税」の導入です。最大
 で2%の税率アップで約4兆円の復興資金を確保することができる
 はずです。そのうち、2兆円を「被災地の住民」に、残りの2兆円
 を「公共・産業インフラ」に対する復興費用に充てます。

 消費税が上がると消費が冷え込むという見方もあるでしょうが、
 そこはリーダーシップを発揮して「大いに使って、飲んで、食べて
 東北地方に復興資金を送ろう」という雰囲気を創り出すべきです。


 
 また、2月に来られたお客様からもメールをいただきました。

おひさしぶりです。カナダでの楽しい日々が遠い昔のような感じです。
(中略)
同じ業界の人間としては、一日も早い終息と復旧に従事する人々の無事を祈るばかりです。
私は、翌日早朝の長野県境での地震で一部設備被害があり、復旧作業にあたっていましたが現在は通常業務に戻っています。また、電柱を管理している部門の○○さんは、地震発生直後より宮城県入りし復旧作業に従事しています。二人とも元気に過ごしています。

話は変わって三月初めに試乗会で、念願のロッカースキーを履きました。(これが今年のフィナーレになりそうです)こんなスキーがあったのかと 次回は、これで追いかけさせていただきます。


 とのこと。日本が復興して、またご一緒できる日を楽しみにしています。

 そして、日本に明るい笑顔が一つでも増え続けることを信じて、ウィスラーからの日常の様子もアップします。

 毎週日曜恒例のファイアー&アイスショーも来週で終わり。


そして、この夏には、日本でも花火を見ることができるようにと祈りを込めて。


 立て続けに救済イベントが行われています。
 3月26日のフレアマーケットでは11000ドル以上の売り上げがあり、マーケットをスポンサーしたスコッチアバンクからも同額の寄付があり、22000ドル以上の寄付が集まったとのこと。
 お隣に住んでいるLEEさんがマネージャーをしているレストランでもチャリティーディナーで、3000ドル以上を義援金として集めてくださったとのこと。

 そして明日もイベントが行われます。


 そして、おちつかない雪の3月30日は15cm以上の大雪予想。しかも時速100km以上の強風で、フリージングレベルも1800mに上がってしまうというコンクリートパウダーかも…。
 でも、ウィスラーは滑ることで成り立っている街。滑れるときは滑ります。

3月29日 新雪7cm 積雪350cm 山頂温度-6℃ ビレッジ温度1℃