カナダのCBCラジオでは、日本の地震の直後に立ち上げられた、カナダ赤十字の日本に対するにドネーションサイトにすでにミリオンズに上る寄付が寄せられたと言っていた。

 僕の感覚では、ウィスラーではほとんどの住人が日本のことを憂い、考えてくれていると感じている。

 今日のカナダの新聞でも日本の記事が多く載せられていた
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 このトップ記事は原発のこと。

 将来の惨事を防ぐために、人の力と犠牲が必要になっていると記述してある。
 
 この作戦に従事される方、志願された方の尊い気持ちに、遠くで日常を送る僕らは少しでも何かできればと思う。

 更に多くの写真が載せられているが一部抜粋。


 ウィスラーでは3月26日27日と、ウィスラーの日本食レストランの人たちが中心になって日本のためのイベントが行われると聞いている。そして、4月13日にも
Needs HELP in JAPAN Charity EVENT with Whistler local's
が、ウィスラービレッジの沢山のショップサポートを受けて行われる。

 また、リッチモンドに住む友人は4月17日のバンクーバー・サン・ランという5万人ぐらいが走るランニング大会の主催者に連絡して、「募金をするような設置をさせてもらえないだろうかとお願いしたところ、個人で募金用の箱をぶら下げて走るのはやってもいいと許可が出ました」。とのこと。
 
 カナダに住む日本人はもちろんだが、カナダ人というより北米全体で本当に日本のことを考えてくれていると感じている。
 アメリカのTOMODACHI作戦のことはもう日本の方たちは知っていること思う。

 日本でも多くのアウトドア関係の方やスキー関係の方が、動き出している。普段、野外で遊びまわっている知恵や経験がこんなときに少しでも役立つものと思う。

あとりえSさん。
 スキーヤーやボーダーの使っていないウェアを寄付っていいよね。

 また、群馬県みなかみ町では被災者の受け入れの動きなどなど。
http://adventure-mother.seesaa.net/article/190917980.html
 アドベンチャーレーサーの田中正人さんには96年のエコチャレンジBC大会でお会いしました。頑張ってください。

 まだまだ書ききれないです。

 さて私事、僕は18歳のときに一度就職して、3ヶ月でやめて大学に入った。僕は製造業のポンプ会社に就職していた。「やっぱり大学に行きたいなあ」っていう気持ちは本当だったが、実は会社のポンプは原子力発電所にも納入されていて、研修期間のあと、そういったポンプの点検などする現場に移動する予定だった。一般点検ではそんな危険はないのだが、僕はだから、“放射能から逃げた”という負い目もそのときに感じていた。
 だからこそ、自衛隊の方などのサムライ精神に深く感謝したいと思う。

 また、96年のエコチャレンジの時には、ヨットの白石康次郎さんにもお会いしている。バンクーバーのグランビルアイランドというマーケットで「外洋ではどんな波がくるんですか」と聞いたところ、「う〜ん、あのくらいかなあ」と、そこから20メートルぐらい高い橋を指して言ったことを覚えている。
 それより恐ろしい津波では、どんな恐怖の中で波にのまれてしまったのか?

 日本のことを思い、被災者の方を思わずにはいられない。

 だけれど、僕はウィスラーで今を生きている。日常生活を送っている。とまっているわけにはいかない。幸い日本からのお客様もキャンセルはあるものの、まだまだウィスラーにお越しいただいている。こんなときにもお越しいただくお客様には本当に感謝です。
 日常でスキーをしつつ、わが祖国を思う。

 ウィスラーは今日も新雪22cm、1週間で168cm、積雪量は396cm!!。ちょっと重いけれどすごいパウダー。
 バンクーバー島のワシントン山では積雪710cmだそうだから、今年のウエストコーストは超極パウだ。
来れる方は是非ウィスラーに来てください。

 最近のウィスラーより。



このチェアスキーヤー、一人でこのタイトなツリーを滑っていましたよ〜。


子供たちは雪の上でどんなお話しているんだろう?

 One good turn a day は一日一つでも良いことを、もしくは一日一回はいいターン。
祖国から遠く離れていますが、一日ひとつは日本のためになることをしたい。

 そして日本に一日にたった1個でも笑顔が広がりますように。

 今回の災害は、日本が犠牲になって(中心になって)世界が生まれ変わり、本当に一つにならなくてはいけないという産みの苦しみの中にいると思います。

 日本ガンバレ。

 天に召された方のご冥福を祈りつつ。

3月16日新雪22cm 積雪396cm 山頂温度-7℃ ビレッジ温度1℃