2月28日、新雪12時間で48cm、この新雪はさらに降り続き、2月29日には48時間で77cm

ベースが240cmに爆上がり。

やるときゃやるウィスラーブラッコム。


まあ、「おもしろきこともなき世を面白く住みなすものは心なりけり」
なので、大雪が来ようが来まいが、楽しく過ごすのがウィスラー流。

パブでは、いい歳をしたおっちゃんおばちゃんバイキングたちがドンチャン騒いでいた。


でもこういう人たちはどんなに騒いでいても次の日パウダーだったら朝から滑っちゃう。
なんか生物としてのパワーが違う。

「かくすればかくなるものと知りながら」っていうか、リフトのラインナップはすごいとわかっていても「已むに已まれぬやまれず滑り魂」。
とにかく滑りに行くのが正しい。


こちらはその日の情報。
WarningにSnow Immersion Suffocation(雪中窒息)の危険。半分ジョークで半分ホント。


とにかく新雪を滑ることは理屈ではなく絶対的に正しい行為なのだという信仰がある。
滑るものは救われるのだ。

今回は2月28日のとしてアップするけれど、実際には3月に入ってもパウダー三昧だ。
ここに来て、Winter Startedって喜ぶローカルも多い。

「パウダー降ったから滑りに行こう」ってプライベートジェットとかで来れてしまうようなセレブな人も多い。それはそれでいいなあって思う。

この数日の様子。





こちらはゲレンデ内だけどちょっとハイクアップが必要なレッサーフルートエリア。

S:Miho


S:Yojiro

これは正直言ってJapowクオリティーだった。

続いてこちらは嬉しいニュース。
INVICTUS GAME(パラリンピックのようなもの)が来年2月8日〜16日に行われる。
このゲームはハイブリット型で、同時期にバンクーバーでは夏の競技も行われるとのこと。


このゲームの代表は、Henryさんで、2月14日には、ウィスラーに来られていた。


こちらは、その時にチェアスキーを体験されるハリーさん。

その後、先住民の居留区でもあるMt Curryの方もご訪問されていたらしい。

ところでこれは最近見かけた面白看板。

「このバーに当たると、打ちどころ悪かったら命も危ない」っていう注意書きがしてある。
これ、目が飛び出ているように見えるけど、誰かがイタズラで後付けしたもの。

この遊び心が面白い。



ところで最近ウィスラー界隈で議論されているスキーヤーズコンプレッションについて。

これは、雪崩が起きそうな斜面でも、どんどん滑ってしまって雪をかためて仕舞えば、雪崩の危険は逆に少なくなるというもの。
最近は、パウダーが降ったら目の色変えて突っ込んでいくような地域ローカルが減っているのではないか。
やはり地域ローカルが積極的(目の色変えて)にパウダーを滑りまくるっていうことが必要なのではないか?という意見。

予々言っているように、パウダージャンキーはその行動の理論づけがなくても、人様のお役に立っているという事実があると考えられる。
しかも岩場や崖を飛び降りていくというのは自己犠牲を伴う人としての崇高な行為と言えるのではないか?
まあ屁理屈はともかく、何はなくとも冬は滑るということが、回り回って世界をよくしていくことに繋がっていくのは間違えないだろう。

生きとし生けるものは
さあ、滑りましょう。

最後に、WBのゲレ食は美味しいが、ローカルでの穴場を紹介。

T19(テーブル19)、ここはビレッジから車で5分ほど。ホンデューやダックやリブステーキなどなんでも美味しい。


落ち着いていて、お値段も割とお得なので是非試してみて下さい。

2月29日 晴れ 新雪29cm/12h 77cm/48h. Base240cm Total6.4m
トップツウボトム(-10℃ぐらいから-2,3℃)までとても楽しめる1日でした。