ブラッコム山の営業が終わり、4月20日からウィスラー山だけの営業で5月18日まで滑れるウィスラー。

4月20日から10時から16時までのオープン時間だが、4月20日は10時からというのを忘れているのか知らなかったのか、9時前にはずいぶんと多くの人たちがゲレンデに向かっていって、「あれ、今日から10時?」って帰ってきていたらしい。
でも実は9時45分ぐらいにはゴンドラに乗れていたらしい。多分、従業員も10時からって忘れていて、早く来ていたからついでにオープンしたのではないだろうか?
4月21日からはきっちり10時オープンになった。

ところで4月22日は5cmの新雪が降った。今後まだまだ降りそうだ。


「4月のウィスラーは世界で一番楽しいところ」ってずいぶん言ってきたけれど、今年のウィスラーも、そんな感じだった。
今年で第20回目を数えるWSSF(ワールド・スキー&スノーボード・フェスティバル)は、ウィスラービレッジの標高では雪が少ないため、最後の夜のイベントは急遽モーターサイクルのビッグエアーになった。

写真は今週のウィスラークエスチョンより。


本来、ビレッジではエンジンを使ったもののイベントダメなのだが、ケース・バイ・ケースという事で許可され、このイベントになったとの事。

同じ新聞のミュージアムのコーナーは、1970年頃、カナダのトルードー首相が、3月になるとよくウィスラーに滑りにきていたという写真が載っていた。


が、実は、トルードー首相の前年のガールフレンドと新しいガールフレンドがウィスラーで鉢合わせになりそうになったのだが、何とかその○○な事態を避けたというような内容だった。もちろん警備陣本来の仕事ではないと書いてあったがいろいろとあったようだ。
こういった、まだまだ知られざるヒストリーをウィスラーミュージアムでは募集中との事。

さて、4月のビレッジと山の様子を簡単に。

ミュージック・アート・スポーツの祭典と呼ばれるWSSFの最中は毎日野外コンサートが行われていて、とても賑やかだった。


アートの展示場では、ウィスラー在住の日本人、TAKA SUDOさんのライブアートが行われていた。


今回はもう一人、ウィスラー在住の日本人、RYO KAWASHIMAさんも写真を展示していた。
ウィスラー在住の日本人、本当に頑張っています。

夜の様々なイベントは、ウィスラーのマウンテンカルチャーを象徴してチケット売り切れが多く、とても賑やかだった。



また晴れた日には、ロストレイクで水着になってのんびりする事もできる暖かい日もあった4月だった。


さて、山。
4月らしくなんだか明るい。


そして、4月中旬には日本から某雑誌編集長のOさんらが来て、一昨年突然旅立った芳澤秀雄さんの、HIDEO ROCKにプレートがつけられた。芳澤さんのカナダ人の盟友Jさんが作って用意したものだ。
僕はプレートをつけた日には参加できなかったが、数日後にパウダーを滑りがてらHIDEO ROCKに行ってきた。


プレートがつけられた日はパウダーが降った直後のとてもよい天気だった。正直、その日は、今シーズン全体を通しても最高に良いTHE DAYだったと思う。
天国からの素晴らしいプレゼントだった。

ところで、三浦雄一郎さんは85歳でチョーオーユーという8000m峰に挑むというのは知っていたが、Oさん曰く、三浦雄一郎さんは90歳で再びエベレストに登るという事もおっしゃられているとの事。
雄一郎さんがカナダに来られたときに「元気だからスキーができるんじゃなくて、スキーをしているから元気なんだ」とおっしゃられていた。

本当に、スキーやボードをしていると毎日パラダイスにいることができるなって思う。

“Today, we are in paradise.”


極パウ14−15、今シーズンも拙い文章をお読みいただき本当にありがとうございました。

4月22日アースデイ 新雪5cm 積雪173cm 山頂温度−6℃ ビレッジ温度2℃