4月22日はビレッジまで雪が降り、24日も新雪4cm。この日もマッタリパウダーが楽しめた。



 そしてロシアのモーグルチームがやってきて、ソーラーコースターのリフト下にモーグルバーンを作り始めた。
 いつもどおりの春が再び繰り返されている。

 この時期、毎年来られている日本のHさん。今年67歳になるというがとってもお元気な方だ。
 
 6月中旬から始まる、ウィスラーの夏スキー氷河キャンプに今年は参加予定で、4月に一度体験入学したとのこと。
 「6月にまた来るときには、飛ぶから写真とってくれ」って言われたが、本当に今から楽しみである。

 この氷河キャンプからは沢山のオリンピック選手を輩出していて、キャンプ参加者はオリンピックやプロを目指す若者ばかりかと思っていた。
 そしたら意外と50代60代の方も多いとのこと。その情熱や向上心を思うと、僕なんかまだまだだなって思う。
 この氷河キャンプのコーチにサラバークさんがいたのはよく知られているが、他にもコーチ陣にはプロやオリンピアンばかり。
 本当にスキーは奥が深く、何物にも変えられない魅力をもったものだと思う。

 そんなスキーの魅力を多くの人に伝えてくださった方の一人に芳沢秀雄さんがいる。ウィスラーでお会いしたときに「同じHIDEOだね」なんて声をかけていただいたり、フェイスブックで友達申請させていただいたときも、「今度またウィスラーにいくから」とおっしゃられていた。

 あまりに急な旅立ちだったので、ただただ驚くばかりだった。

 4月上旬に弟の芳沢淳さんが来られて、芳沢秀雄メモリアル。秀雄さんが大好きだった場所で散骨が行なわれた。


 

 


 ここはとても景色の良い気持ちのいい場所。
 
 毎年この場所に滑りに来て、ランチを食べたり、みんなでちょっと一杯やりたいなって思う。
 

 今年も本当に多くの方々と雪を通して繋がり、また新たな繋がりを持つこともできました。
こういった繋がりに感謝しつつ、今年のウィスラーからの「極パウ」報告を終わらせて頂きます。拙い文章をお読み頂き本当にありがとうございました。  野口英雄
 
 4月24日 新雪4cm 山頂温度-3℃ ビレッジ温度2℃