ウィスラーも3月下旬、冬のモノクロームの景色から、蜜柑色の胸をした春告げ鳥、濃い群青色のステラーカケス、黄色のスカンクキャベツといった色をビレッジの標高では見ることも多くなって来た。

 季節は確実に春。

 12月にウィスラーに来た日本からのお客様が、スキー場で「このモノクロームの景色は、普通の自然の景色を見るよりもっと深く癒されます」って言っていたのを思い出す。
 雪の降るというのは不思議な季節、冬って不思議な季節で、色によっても癒される季節だったのかなって思う。

 ウィスラーは山の上でも、ずいぶん色が増えてきた。

 特にダック君。いままではみんなでピークチェアーで固まっていたことの多かったダック君ですがこのところいろいろ進出中。

 ピークチェアー下り場後ろで急斜面に向かうダック君たち。楽しそう!!



 ビッグレッドの新しいパークで遊ぶダック君。こちらも楽しそう!!



 ところで、日本のキロロあたりはまだまだいい雪が降っているらしい。FBって本当に便利。

 
 そんなFBで児玉毅さんが赤井川BCの写真をアップしていた。




 その写真の児玉毅さんのコメント:
 昨日、中西太洋と滑った赤井川バックカントリー某所。スキーの魅力とは、山のてっぺんからボトムまで一気に滑り降りる爽快感。これに尽きるとしみじみ思った一本でした。今日は久々のオフのつもりだったけど、やっぱり山に行ってきます。

 やっぱり山に行っちゃうって素敵。
 ちょっと前になってしまうけれど、中西大洋さんが久しぶりにウィスラーに来たのが2月。
 そのすぐあとに、中西さんのウィスラーでの写真と、日本で撮った写真を送ってもらった。

 ウィスラーでの写真がこちら。



 日本で撮った写真がこちら。


S: Yukko

 中西大洋さんのブログはこちら。ウィスラーの魅力を語っています。


 ウィスラーは地形とかいろいろ凄いと思うけれど、単純に、雪質や雪の量はやっぱり日本のほうが凄いと思う。
 こういう日本の写真を見ると、日本のパウダーが本当にいとおしく、愛すべき対象であり財産なんだなって思う。

 北米の雑誌で日本のパウダーショットが掲載されることがどんどん多くなってきているけれど、やっぱり日本は本当に魅力的なところなんだなって思う。

 話は極端に飛び、極端な意見なんだけれど、どうせTPPに参加するなら日本のパウダーの魅力をもっともっと世界に広めちゃったらどうだろう?
 僕は勝手にPPP(Pacific Powder Partnership)って名づけているんだけどね。 

 ウィスラー山の展示の中には、カナダのトルドー首相が滑りに来たときの写真がある。



 首相現役時代の52歳のときに30歳年下の嫁さんをもらったトルドー首相。いろいろ意見はあるけれど、とっても人気のあったカナダのトルドー首相。この首相はスキー好きとしても有名だったけれど、ハネムーンでもウィスラーに滑りに来ていたらしいです。

 カナダっていう国の懐の深さを感じますね。

 いずれにしてもみんなもっともっと滑りましょう。
 まだまだ雪の降るウィスラー。ウィスラーが本当に楽しいのはこれからです。

3月29日 新雪0cm  積雪253cm 山頂温度-2℃  ビレッジ温度1℃