4月27日、まだまだはしゃいだ季節は続いている。
 
 久しぶりにオープンした7thヘブンではまだまだブーツカバーぐらいのパウダーを楽しみことができた。
 
 パウダーが降ると本当に人が沸いくるウィスラー。
 
 現在ブラッコム山しかオープンしていないためか、今日はものすごくたくさんの人が7thヘブンにいた。

 こちらは家族でパウダーを楽しんでいました。
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 そして、なんか巨大なキッカーが準備されつつある7thヘブン。


 クーラーエキストリームエリアもかなりいい感じでした。

S: Yu Sasaki
 
 今年もやっぱり、とても雪が多くてはしゃいだシーズンだった。

 印象に残った日の一つは4月4日のTHE DAY(映像はこちら)だったかなって思う。リフトに乗っているときに地元のカナディアンと話をしても、4月4日は「あれは良かったね」って話しをする。

 イースターホリデイだったその日は「滑るぞ〜」って、そこにいた色々な国の人たちが人種や言葉、世代を超えてみんなの心が一つになり、喜びに満たされた日だなって思う。

 僕はそんな日に出会えたことに本当に感謝したい。極パウが降るっていうことがこんなにもみんなの心を一つにするだって改めて極パウに感謝したいと思う。


 ところで、4月中旬に三浦雄一郎・豪太さん親子と滑るカナダ「ラストフロンティア」ヘリスキーツアー8日間いうのが行われた。

 その際、三浦雄一郎さんのお話を聞かせていただく機会に恵まれた。


P:ヘリスキーガイドの柳沢純さんとロブソン通りを歩いてこられる三浦雄一郎さん。




 色々なお話を聞かせていただいたのだが、スキーの大好きだったカナダのトルドー首相とのエピソード。
 そして、三浦敬三さんが100歳のときにスノーバードで親子4代で滑ったときに、たまたまカーター元大統領が近くにいて、「雄一郎さんに是非会いたい」と。大統領が現役だったときに、何かあってむしゃくしゃするとき、ホワイトハウスの映写室でエベレストを滑った映像を「20回以上見たんじゃないか、そこから勇気をもらった」いったエピソード。
 更にスキーヤーや山に登る人間としてはとても気になる三浦豪太さんの医学論文のお話など伺った。

 本当にすべてはここから始まっているなって思う。
“The Man Skied Down Everest”映像はYou Tubeより、クリックしてください)

 「元気だからスキーが出来るんじゃなくて、スキーをしているから元気なんだ」。「スキーは素晴らしい」という三浦敬三さんから続くゆるぎない信念。

 僕は本当にスキーに出会えてよかったなって思う。


 ウィスラーの銀色のはしゃいだ季節はまだまだ続く。
 
 もちろんクマもウロウロしはじめたウィスラー。これからの緑の季節もはしゃいだ季節になることは言うまでもない。
 もちろん山だけじゃなくて海や川に行ってもいいのだが、とりあえずスキー場がオープンしているうちまだまだ滑ります。

4月27日 新雪6cm 積雪293cm 山頂温度-4℃ ビレッジ温度4℃

 


 今回をもって2011-12シーズンのウィスラーからの「極パウ」報告を終了させていただきます。今年もこういう場を与えて頂いたことに心より感謝いたします。また、お読みいただきありがとうございました。
 
 来シーズンもたくさんの雪が降ることを祈り、みんなの心を一つにする極パウを「イエ〜」って楽しみましょう。                        野口英雄