2月3日4日と第28回ピーク2バレー・レースが開催された。
 
 これは1チーム4人で行われるレースで、チームは必ず男女混合。そして35歳以上が一人はいなくてはならない。
 カテゴリーは4人の合計年齢で分けられ、一番上のカテゴリーは4人合計250歳以上(平均年齢62,5歳)。
 
 今回はバンクーバー5輪に出た選手もこのレースに参加していたし、元ワールドカップレーサー、ナショナルチーム経験者は多数。コースは標高差1443m、ゲート数180。これは世界で一番長いGSレースで、本当に世界一真剣な草レースといえるのではないだろうか?

 レースは年齢が高い順に出走するので、イチバンのゼッケンをつけた方は80歳近い年齢とのこと。
 
 null
 
 なんか、そんな年齢の方がレース用ワンピースをつけて、世界一過酷で長いGSレースを滑りきるってなんかすごくかっこよくないですか?
 
 しかも7分そこそこで滑りきっているそうです。

 負けてられないですね。

 でも、日本からのお客様も負けていないです。今年は82歳を筆頭に81歳、70歳代後半の方多数。僕が知っているだけでも多くのシニアの方がまだまだウィスラーに来られている。

 その方たち、元気すぎて、永遠の少年(少女)たちです。



 急に話は変わるが、2月5日からはじまったウィンタープライド。
null

 これもウィスラー名物。今年で20回目。日本からもそれ系の方々是非来て下さいな。

 
 そしてこの1週間とても天気が良かったので、こんな風景もどうぞ。
null

 

 続いて恒例ウィスラーのPIQUEマガジンより
null
 
 世界初、シットスキーでバックフリップ。これがなされたのは2月3日。映像はこちら

 これをなしたのはJosh Dueckさん。彼が23歳だった2004年、シルバースターのフリースタイルチームのコーチをしているときに脊髄損傷の大怪我で下半身不随に。でもその悲劇は彼の新たな夢のスタートに過ぎなかったとのこと。パラリンピックの選手になりバンクーバーで銀メダル。そして長年の夢だったシットスキーでのバックフリップを成功させた。これもまちがえなくイチバンですね。

 最後はサラ・バークさんに関する記事です。


 女王陛下エリザベス2世の即位60周年を記念して、60人の人にジュビリーメダルが授与されたが、その中にバンクーバー5輪のモーグルで金メダルをとったカナダ人アレクサンドロ・ビロドー選手も含まれていた。彼はその機会にサラ・バークさんを称えたとのこと。以下記事より抜粋。
 
“The gold medal was hers to take in Sochi, Russia, in two years. But she didn’t make it,” said Bilodeau. “She did a lot for our sports. She did a lot through her performance through pushing the sports and making it eligible for the Olympics”

2月10日 新雪2cm 積雪230cm 山頂温度-2℃ ビレッジ温度1℃