さて、そろそろ一年の計が崩れ始めるころでしょうか?

 新年の計ではないけれど、今シーズンは7月に左膝を痛めたこともあってあまり滑らないようにしようと思っていた。
 だけど、滑らないようにしていたつもりが、日本から友人が来たり、本当にありがたいことに多くのお客様にウィスラーに来ていただいたりで、結構滑っている。1月5日で32日目。明日も明後日も滑る予定なので、年間150日ぐらいのペースになっている。本当は「100日ぐらいでいいや」って思っているんだけど、この数年滑る日数だけはまったく減っていない。

 ところでウィスラー、年が明けてからも結構いいパウダーに恵まれている。日本も大雪に恵まれているみたいで、見知らぬカナディアンとかオージーとかとリフトやゴンドラで一緒になったときに「日本は雪すごいんだろ」とか、「俺のガールフレンドがニセコに行ったんだけど、俺も行く予定だ」、「一日に80cm降るって本当か?」などなど、かなり日本のパウダーにたいする期待値が高いように感じる。
 僕はいつも「すごいぞ、日本にいくべきだ」って答えている。
 
 実は最近、福島の会津あたりもかなり穴場らしいことを聞いた。やっぱり日本は面白い。

 さてやっと本題、ウィスラーのローカルはリフトがあかなくても、パトロールが雪崩コントロールの作業をしているギリギリまで登ってその下を滑るのが当たり前だが、先日ゴーツ・パスというところに行ってきた。
 ここはピークチェアーが開かないときに、ローカルがどんどん行って、ちょっと隠れ家のパウダーを滑るために通る道。
 ゴーツ・パス(山山羊の通り道)というだけあって、岩と崖に挟まれた狭い通路を登っていく。
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 写真はウィスラーのスキークラブのキッズたち。6人のキッズと、引率はまだ20歳ぐらいの若いお姉ちゃんだったが、どんどん登っていった。

 僕も日本のYさんご夫婦と一緒に登って行った。
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 次の写真は、「この上は登ってはいけない」という雪崩コントロール作業エリア。
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 子供たちのあとをついていったら、2mぐらいのドロップにちょっとクーロアールになったところを滑っていった。

 本当にウィスラーの山は奥深い。
 皆様、来てくださいね。


 ついでに新しいエキッップメントとB級グルメの紹介。
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 これは、普通のバインディングをツーリング用にするための道具。ロッシ、サロモン、アトミック、タイロリアのバインディングをセットできるらしい。

 B級グルメは、クリスタルハットのミートローフを紹介。
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 ワッフルは有名だけど、サーモンサンドイッチやビーフサンドイッチもとてもお勧め。でも混み合っているときは、ちょっと早くできるミートローフが穴場。


 最後はPOWの箴言:
Those who know Pow as Savior can face the future with Joy.
(Powを救世主と知るものは、その未来を喜びで満たされる)

 一年の計は崩れても、パウダーを滑る楽しみだけは忘れないようにしたいものだ。

 1月5日 新雪10cm、48時間で65cm 積雪212cm 山頂-6℃ ビレッジ1℃