1週間で、というか6日で186cm。明日の降雪によっては200cm越えるかもしれない。

 とにかく豪雪のウィスラー。もしかしたら現在地球上で一番雪が降っているところかもしれない。
 
 そんなとき、ウィスラーは緊急事態になる。
 
 “親は子供を病気にして、子供は親を病気にして山に駆けつける。”土曜や日曜は混むのはわかる。でも月曜も火曜も水曜も木曜もすごく混んでいる。
 なぜか大人も学童期のキッヅもゲレンデにいる。
 お互いに病気にして、山に駆けつける。これぞ”Kill two birds with one stone”(一石二鳥)か?
  学校は学校で家に電話しても誰もいないのはわかっているから電話などかけない。

 このように、ウィスラーではエマージェンシー・マネージメントはしっかりしている。

 最近聞いたのだが、週に一回は“スキーのために休んでもいい”というルールもあるという。本当だろうか?

 今週のウィスラークエスチョンの表紙は極パウを滑る人。
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 地域誌とは言え、他にも多くの取り上げるべき問題がある。でも「雪が降ったら極パウの写真が表紙なるのは当たり前」って思っていた。でもこれはよくよく考えたら特別なことなんだと最近ちょっと気づいた。

 今日は天気予報がはずれて朝から結構いい天気。

ピーク2ピークゴンドラ、高いところは地上から436m離れます。赤い矢印がゴンドララインです。

 そして今日はビレッジまでいい雪に覆われています。


 10時30分過ぎにはウィスラー山のピーク・チェアーもオープン。



 チェアー下の崖にはどうみてもティーンの男の子。


 周りから「5,4,3,2,1」ってカウントダウンされたけれど一度は躊躇。でも二回目には腕を回しながらそのまま真下に飛んでいきました。
 僕は日本からきた70歳以上、シニアの方のガイド中。一緒にリフトから見ていたけれど、一言「くそ度胸だなあ」って。
 なんかその「くそ度胸」って言う言葉が懐かしくて嬉しくなりました。

 そんな言葉あったよなあ。今も使われているのかなあ???

 もちろん、極パウはキッズや男のものだけではありません。
 結構ファンシーなご婦人グループやシニアの方々も突撃隊です。



 最後はB級グルメ。


 名物クリスタルハットのワッフル。注文してから焼いてくれます。

 このクリスタルハットですが、15年前ぐらいにイギリスのチャールズ皇太子とヘンリー王子、ウィリアムス王子がウィスラーに滑りに来ました。そのときに、僕が入ろうとしたら「スペシャルパーソンがいるから」と言われて入れなかったところ。たぶんみんなでランチ食べていたんでしょうね。

 ウィスラーにきたら是非食べてほしいメニューのひとつです。

2月17日 新雪5cm 積雪326cm 1週間で186cm 山頂温度-13℃ ビレッジ温度1℃