ウィスラーで一番お気軽なバックカントリースキーだと思われるシンギングパスに行ってきた。

日曜日の混雑しているゲレンデを避けていくには、ちょうど良い気軽さで楽しめるところだ。
もちろんゲレンデで色々楽しむのもありで、クリフバーがブースを出していたので試食。出発前に軽くカロリーを取ることができた。
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ピークエクスプレス周辺のエキスパートレッスンでは、子供達が我先にクリフに向かいジャンプの下見。結構固くて高そう。
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頂上付近のダブルブラックエントリーでも大人向けのレッスンが行われていた。
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ピークエクスプレスからシンフォニーエクスプレスにのりピッコロ山の頂上へ。
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そのままフルート山の登り口に向かうとたくさんの人が準備中。
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以前は、バウンダリーの外に出る時に設置されていたビーコンチェッカーが
ゲレンデ内登り口に設置されている。
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フルート山の頂上まではゲレンデ内なので、登るルートも一度圧雪車が入ってくれていて、シールをつけて登る人やつぼ足で登る人などそれぞれ自由。
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なんだか聖地巡礼を思わせるような雰囲気。

とりあえずはフルート山の頂上で記念撮影。
ここはまだゲレンデ内なので、結構ファンシーなスタイルで登ってくるカップルも多い。
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ここから先がゲレンデ外。バックカントリーだ。
そこになぜか自転車禁止のマークが。
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最近は、ファットタイアMTBで雪道を走る人や、夏にバイク禁止のトレールを走る人もいるのでこういう看板もあるのだろう。罰金$115。

ゲレンデ内からアクセスすれば、基本的には滑ってビレッジまで帰るだけ。
もちろん登り返して滑るのもあり。
フルート山からオーボエ山、さらにはカウボーイリッジと呼ばれる奥の方まで遠征するのもあり。
場合によってはフィッスル山まで遠征する人もいる。
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それぞれの楽しみ方がある。

帰り道は夏のハイキングトレールであるシンギングパスを帰るのだが、山から滑り降りてくると、そのトレールを見つけ損なって降りすぎる危険もある。
トレールが分からず、降りすぎてしまうとかなり面倒なことになる。
なのでこんな看板も設置されていた。
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そしてオレンジ色のトレールマーカーを見つけたらそこから外れないように下山。
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パウダーの後は森の中、8kmぐらいのビッグトラバース。

谷底に落ちそうな危険箇所には注意の印。
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落っこちる人もいるっていうことですね。

のこり数キロでビレッジに戻れるところでピーク2ピークを見上げながらランチを食べていると色々な人に出会った。
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全く頓珍漢に「シンフォニーエクスプレスはこっちか」と聞いてきた3人組。
「あと数キロぐらいでビレッジだ。そこからゴンドラに乗って行ったほうが早い」と教えてあげたが、この3人組は人のトレースに構わずついてきてプチ遭難なのか?
もしくはジョークで聞いてきたのか?
この日は天気が良くてよかったね。

またはビレッジから登ってくるカップル。山岳マラソンの練習かなと思われるアスリートなスタイルの若者が軽量のスキーで軽快に飛ばして登ってくる。

最近は、窓口でリフト券を買おうとすると一日券が$178だ。もちろんオンラインや早割で買えば随分お得に買える。
スキー場の規模や安全管理その他を考えると止むおえない値段かもしれないが、
決してお気軽な値段ではない。

どうせ麓からハイクアップでバックカントリーに行くならもっと色々なエリアがあるが、お気軽にパウダーを楽しみたいなら、このシンギングパスを使って登ってフルート山やオーボエ山を楽しむのは良いアイデアじゃないかな?

ちなみに先週のPIQUEに紹介されていた記事がこちら。
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the AdventureSmart Trip App
というアプリの紹介。
これにトリッププランやコンタクトパーソンを入力。
予定通りに戻れない場合、コンタクトパーソンに連絡が行き、応答がなかったら近くの警察に連絡が行きサーチ&レスキューが開始されるみたい。
もちろんそれ以前の問題として、プランが適しているものなのか、必須備品などの準備ができているかなどいろいろな情報ももらえるみたい。
これによりそれまで数日かかっていたレスキューが数時間ですむことも期待できるとのこと。
とにかく安全第一。

さて、僕がフルート山に登りはじめてからパウダーを楽しみ、2時間少々でビレッジに戻った。
そこでは早めに滑りおえた若者たちが昼間からロングホーンパブで盛り上がっている。

この日はビレッジでも-10℃ぐらいだったが、どんなに寒くても室内より野外の方が混んでいるのはカナダらしいところ。
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健全だなあ。

さて、また今日の新雪が7cm。まだまだ降り続いています。週末は極パウです。

2月22日 雪  新雪7cm 積雪250cm 山頂温度-12℃ ビレッジ温度-4℃