恐竜も滑るのが好きだった?という仮説を立てたが、それはまだ証明されていない。

ただ、人間は滑り、そして飛ぶものであることは疑いようのないことだ。
滑欲飛欲が、欲求の大きな部分に位置付けられているであろう人たちがウィスラーにはとても多い。

パウダーを滑るのはこの上ない快楽の一つだが、実は僕は朝一番のグルーミングバーンもとても好きなことをカミングアウトしよう。
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そして食べる。
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今年も4月1日で終わってしまったが、フレッシュトラックと朝食ツアーはとても気持ちが良く美味しかった。

ところで、3月下旬のウィスラー山上は常に適度に冷え込み、とても雪質が良くパウダーも楽しむことができた。
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(P: Hostman Glacier S: Hisae Y)

そしてバックカントリーも楽しかった。
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(P: Below Disease ridge area B: Kei T)

ゲレンデ内では、雪庇飛びの練習。
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巨大なコブ斜面のど真ん中でキッズのレッスン、彼らに取っては冒険。でも楽しくて仕方ないんじゃないかな。
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3月中旬にはジュニアのビッグマウンテン大会がスダーンクーラーで行われた。
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トリプルブラックダイアモンドを攻めるグループ。
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かと思えば、ゲレンデ内オープンウオーターにはジョーズの危険。
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3月31日にはボードイベント、21回目を数えるショーケースショーダウンが行われた。
今回の会場はジェラシックショーダウン。
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やはり恐竜は滑って飛びたいんじゃないか?

パイプセッションの後はエアージャムセッション
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会場のクオーターパイプの上には、巨大な翼竜のイースターエッグ。ここでエッグハンティングだ。
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本当に賑やかに3月が終わった。

僕は常々「4月のウィスラーは世界で一番楽しいところ」といってきた。
でも今は、「ウィスラーは一年中世界で一番楽しいところだ」と断言したい。

今年も4月10日〜15日はWSSFが開催される。
アート、スポーツ、ミュージックの祭典で、北米のホワイトシーズンを締めくくる最大のイベントだ。
スキーやボードのビッグエアー、ボードスタイルといったスポーツイベントが行われるが、今年最大の話題はスダーンクーラー・スキーレースエキストリームの復活。
すでにバンクーバー5輪に出ていた選手もエントリーしていると聞く。

こちらはウィスラーミュージアムより。
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かつては、ウィスラー山とブラッコム山の経営が別会社で、互いに競い合っていた。
スダーンレースの経緯も、ウィスラー山のピーク2バレーレースに対抗してブラッコム山が始めたものらしい。
それは古き良き時代の話であり、そういった伝統のレースが復活するのもおじさんには嬉しい話ではある。

最後に、ラウンドハウスロッジの中の予約を取ってくれるレストラン、スティープスグリルからプーティーンとシーザーサラダをご紹介。
KALEが入っていて一味違う。
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お値段は$23と$15+TAX &TIP

ラウンドハウスが混んでいるときにはちょっと贅沢もいいものです。

さて、いつもは4月下旬まで続けさせてもらっている極パウですが、今年はちょっと都合により一旦ここで終了させていただきます。

今シーズンもウィスラーの四方山話をお読みいただき本当にありがとうございました。
野口英雄


4月1日 新雪2cm 7日で14cm 積雪298cm シーズン1121cm 山頂温度-8℃ ビレッジ温度2℃