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New Blackcomb Highway

2018/12/29

Category: General
Posted by: b02
15年ぶりに少ない雪だと言われてスタートした18-19シーズンのウィスラー。
そんな数週間前のことが嘘のように、12月中旬から大雪に見舞われ結局は極パウな日々を過ごしている。

雪が少なきゃ少ない、多けりゃ多い。どっちでも楽しむことに変わりはないけど、12月中旬からの大雪はウィスラーの面目躍如といったところか。


ウィスラーのピークエクスプレスは意外に早くオープンしたが、ほぼバウンダリーロープで制限され、正式にオープンしていたところは少なかった。(実際にはみんなでバウンダリーは越えていたけど…)
スノースクールレッスンでは、決してバウンダリーを超えてはいけないので、“Big Boundary Traverse”なんてジョークを飛ばしながら、ウィスラーピークからサドルへ向けてレッスンしていた。

ブラッコム山の7thヘブンもなかなかオープンしなかったが、自己責任で歩いて登れば滑れちゃうので、多くの人たちが一足先に登って滑っていた。
7thヘブンエリアにはNew Blackcomb Highwayといっても良いようなハイクアップラインでできていた。(通称Blackcomb Highwayは、ブラッコム氷河を登って、スピアヘッド氷河やデッカー山の方に向かうハイクアップライン)

今回はそんなアーリーシーズンバックカントリー(12月10日)の様子を紹介。

こちらが7thヘブンをハイクアップしているライン。
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ここから遠くに見えるスピアヘッド山にも、すでに綺麗なラインがたくさん刻まれている。
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僕はのんびりそのままブラッコム氷河を滑り、ここ数年間できているケーブを見学。
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この時期、ゲレンデの下半分には雪がなかった。
そのため冷えた日には、1日でも早くビレッジまで滑れるように大量の降雪作業が行われていた。
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その後の大雪がそんな人工降雪をすっかり隠してしまった。
でもホワイトシーズンが5月下旬まであるウィスラーでは、その隠れた人工雪が春先に役に立つ。
このベースがあるため、自然雪だけに頼るより数週間は長くビレッジまで滑れるようになる。

さて、年末のウィスラーのイベント。
12月22日〜1月6日までウィスラーホリデイエクスペリエンスが行われている。
ウィスラーは滑るだけじゃなくて、雪山観光など楽しみに来るファミリーも多い。
アウトドアだけじゃなくて、インドアでも色々楽しめるように色々なイベントが行われているのもウィスラー。
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最後に冬の大星座、オリオン座とブラッコム山ウィスラー山。
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それでは、良いお年をお迎えください。

12月28日 雪 新雪1cm 積雪207cm 山頂温度-7℃ ビレッジ温度-4℃

Mosaic of Beauty

2018/12/22

Category: General
Posted by: b02
ほぼ毎日のように雪が降り、1週間で約200cmもの新雪に見舞われているウィスラー。

いつの間にやら積雪も216cmを超えて、ほぼトップシーズンの状況になった。
もちろん急激に雪が降ったので、積雪が200cmあると言っても、ツリーランなどは気をつけなければならない。

そんな中12月15日には待望のブラックコムゴンドラがオープン。
これでブラッコム山サイドからウィスラービレッジまで、ブラッコムゴンドラ、P2Pゴンドラ、ウィスラーゴンドラの3本で13.6kmが結ばれることになる。もちろん世界記録である。

冬も楽しいが、夏はもっと楽しくなることは想像できる。
(ちょっと残念なのはリフトだった時は、直ぐ下にクマがいて、飛び降りたら乗っかれそうな近さで見ることができて、「クマ!!」って言っても振り向かなかったクマたちが「BEAR!!」って叫ぶときちんと上を向いてくれたのだが、ゴンドラだとちょっと遠くなってしまったこと)

オープニングセレモニーの司会は、ウィスラー在住でオリンピックに4回出場したスノーボーダーのメルセデス・ニコルさん。
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元ブラッコム山のパトロールで、ペンバートンの市長を務め、現在BC州の議員として活躍中のジョーダンさんも来ていた。

セレモニーでは恒例の先住民の唄が披露され、テープカットへ。テープは杉の皮を縒り合わせて作ったようなテープ。カットする人たちの息が合わず、なんとなくバラバラに切られたのはカナダらしいところ。とにかくオープンしてめでたしめでたし。
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そして12月16日は恒例のドレス・ライク・サンタの日。
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その時の様子は、YOU TUBEでウィスラーの様子を発信しているスノーボーダーの“MAI&LUN”からご覧ください。

またウィスラーシンガーズのゴスペルクワイヤーなど様々なイベントが行われているのもこの時期のウィスラー。
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さて、ゲレンデはこんな様子。ツリーランが楽しくなってきた。
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L:Overbite tree S:Satoru K P:Hideo N
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L:Overbite tree SN:Yufumi N P:Satoru K
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L:Overbite tree S:Hideo N P:Satoru K

そして、最近のウィスラーPIQUEのニュースより。

シリアからの難民が正式にカナダの永住権を取り、ウィスラーに永住。この方たちの永住にはウィスラーの人の尽力が大きな力になったとの記事。
ボサボサだった髪はウィスラーで無料でカットしてくれて、仕事もウィスラーのホテルがオファーしてくれたとのこと。
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また様々な形で永住者をサポートするウィスラーの組織のお話など。
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ウィスラーのコミュニティーでは、色々な人がそれぞれのところでお互いに支えあって与え合っているのがこう言ったニュースから見て取れる。

ウィスラーは本当にMosaic of Beautyなコミュニティーだ。
もちろん、パウダーが最も重要なMosaic のOne Pieceであり毎日「イーハー」言いながら滑りまくるのは最も重要な社会貢献であることは言うまでもない。

さて、今日もまた滑りましょう。

Pow, the expressions of Your love and care are all around us and Your spirit lives within us. Thank You.


12月21日 晴れ 新雪5cm 積雪216cm 山頂温度-12℃ ビレッジ温度-2℃

The Party Is On(さあ、パーティーが始まった)

2018/12/15

Category: General
Posted by: b02
ウィスラーFMで”The Party Is On”(さあ、パーティーが始まった)としきりに言っている。
一気にトップシーズンに突入した感じのウィスラー。
この週末から週明けを通して超極パウな日々が続きそうだ。

12月13日のスノーリポートがこちら。
新雪が52cm!
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雪が降りすぎて、雪崩のコントロールも間に合わず、ハイアルパインのリフトは全然オープンしないけど、そんなことは御構い無しにみんな楽しんでいる。

平日なのに、「どこにいたの君たち」っていうぐらいたくさんの人たちが山に向かっている。
ウィスラークリークサイドの地下駐車場は、雪が被らないので着替えが楽とあって、朝からスキーやボードに行く人たちでいっぱいだ。
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よほどパウダーに飢えていたようで、仕事や学校より、隙をみては滑ることを優先する文化は相変わらずだ。
パウダーに愛されし人々だ。

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L:West Bowl Area SN:Yuhumi N P:Hideo N

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L:West Bowl Area S:Satoru K P:Hideo N

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L:Smoked Salmon Area S:Yohei S P:Satoru K

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L:Smoked Salmon Area S:Yaoki S P:Satoru K

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L:Smoked Salmon Area S:Yohei S P:Satoru K

ここしばらくは極パウで楽しむParty Peopleで山やビレッジは溢れかえることだろう。

さてイベント情報。
12月10日にINSIDE SCOOPといわれるイベントが行われた。ウィスラーでビジネスをしている人たちが一堂に会して、どんなビジネスが行われているか紹介するイベント。
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会場には100以上のブースがあって、それぞれのレストランやコーヒーショップなどの試食試飲があり、アクティビティー関連の小物も配られ色々なアイディアを交換しあう。

会場ではナチョやチキンウィングも無料で食することができて、スタンプを集めるとビールもただで飲めるとあって、たくさんのローカルたちが集まっていた。

このイベントは毎年冬と夏に行われているので、6月に来る人は是非のぞいてみてはどうだろう。

最後に、プーティーンのもう一つの食べ方を紹介。
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通常はこのまま食べるが、全部ぐちゃぐちゃに混ぜてチーズをとろかせてから食べる。
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(Idea by M Mcleen)
「なぜこうしないんだ。これが美味しいんだ‼︎」という人もいるので、ちょっと試してみてはいかが?

ウィスラーの格言:We Love Pow Because Pow First Loved Us

12月14日 雪時々曇り 新雪23cm 1週間で166cm 積雪176cm
山頂温度-6℃ ビレッジ温度0℃

Thanks For Being.

2018/12/08

Category: General
Posted by: b02
そのままに感謝。
硬かろうが寒かろうが、岩だらけだろうが。
今のウィスラーはこんな感じだ。

ウィスラー山のピークエクスプレスが先週末オープンした。初日はクローズだったウィスラーボウルが次の日にはバウンダリーに変更された。
そこにはフラクチャーライン(雪崩の切断面)があり、その下はカチカチであることが想像できる。
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エントリーはややこしそうであることが容易に見て取れる。
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でも多くの人たちがそこにチャレンジしていった。(あくまで正式にはオープンしていない自己責任のエリア)
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でもバウンダリー外はほぼほぼ解放地帯。地上の楽園がここにあると言っても良い。
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L:Doom&Groom S:H.Noguchi P:S.Koshimizu

雪がたくさん降っていればゲレンデとして解放されるこのエリア。
バウンダリーとなっていても、みんな滑るからすぐにギタギタわちゃわちゃ。日本から来て一ヶ月過ごすKS氏は「これがいいんです」と語る。
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L:West Bowl S:H.Noguchi P:S.Koshimizu

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L:Stefan's Chute S:S.Koshimizu P:H.Noguchi

今まさにバウンダリーとなっているゲートだが、
Enter this gate with thanksgiving.(今日も僕らは感謝の気落ちを持ってこのゲートをくぐる)

気温が低く天気が良いので、非常に珍しいと言われる幻日現象を毎日のように見ることができる。
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「これもある意味異常気象なのかなあ」と毎年ウィスラーに来られるプロボーダーのSさんが言っていた。

ビレッジでは、ノースフェイス主催のキックオフイベントで無料のコーヒーやドーナツ、記念品が配られていた。
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そして12月初旬の恒例イベントがウィスラーフィルムフェスティバル。このためにはるばる来る人も意外に多い。大分前だけどジブリのアニメが上映されていたことがあった。
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滑る人、滑らない人でも十分楽しむことができるマウンテンリゾートのカルチャーが確立されている。

最後にクリークサイドにあるダスティーズのボリューミーなサウスウエストサラダを紹介。
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ベースにカンサススタイルにスモークされたチキンのモモ肉をがっつり載せて$19

さて、今週末からとても重たい⚪ンチみたいな雪がたくさん降る予想。
さあ、ウィスラーらしさが出てきたぞ。
Thanks For Being、そのままに感謝してポジティブにいきましょう。



12月7日 天気:晴れ 新雪0cm 積雪63cm 山頂温度-2℃ ビレッジ温度−9℃