結婚は三日目、三ヶ月目、三年目に危機が訪れ、その後は毎日が危機だという話を読んだ。
 
 パウダーは三日滑ると「おっ」というコツを掴み、三ヶ月でやみ付きになり、三年目には人生の危機を迎える。
 ちょっと前に某旅行会社の元CEOの方と一緒に滑らせていただく機会があった。その方が20年ぐらいまえにウイスラーに滑りにきた時に、現地のスタッフも何人か同行した。その中で、そのCEOについていくのがやっとだったスタッフに「スキーは仕事や女房を犠牲にしてもそんなにすぐにうまくなるものではないんだよ、仕事を一所懸命しなさい」というような言葉をかけたというお話を聞いた。
 三年以上やって毎日人生の危機を続けている我々としては、「いろいろな意味で、仕事を一所懸命やってられる方々のおかげで、今こうしてパウを滑っていられる」、「だからやはりこれからも楽しくパウを滑り続けなければならない、感謝合掌拝」。という悟りの境地に至る。

 一日報告が遅れたけれど、2月26日は今シーズンベスト3に入る一日だったと思う。一週間で80cm以上降って晴天となったこの日はなんでもありっていう感じだった。

 カフェロックではクリフジャンパー多数。
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L: Café Rock @ Blackcomb Mt

 ウイスラーでもウオーターフォール多数、エアジョーダン数人。今シーズンで一番多くの人がクリフジャンプにいっていた。
 また、ピークチェアー下のでかいクリフにも新しいラインが現れた。みんな、よく雪のつき具合とか見て勉強しているなあっていう感じだった。

 そして行列のできるスパンキーズ・ラダー。
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L: Spanky’s Ladder @ Blackcomb Mt

 サファイアやダイアモンド、ガーネット、ルビーといったそれぞれのボールに思い思いのラインを刻むために移動。
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L: Toward Diamond Bowl or Sapphire Bowl 

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L: Ruby Bowl

 次の写真は、バンクーバーの英語学校の先生に「明日は休む」とちゃんと断ってウイスラーに滑りに来た17歳のI君。彼のリフト券は勿論親のクレジットカード払い。でも、極パウ体験はとてもお金に換えられるものではないので、ある意味とても賢い選択をしていると思う。育ててくれて、こういう体験をさせてくれているご両親に感謝ですね。

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L: Ruby Bowl R: ISAYAMA Ken 

 写真はすべて2月26日に撮影。

 2月27日 新雪2cm 7日で84cm 積雪178cm 山頂温度-12℃ ビレッジ-2℃