ウイスラーはオリンピック・カウントダウン・イベントの真最中です。2月12日はちょうどオリンピックの一年前。昨晩からビレッジ広場では無料コンサートが行われ盛り上がっている。そしてこのイベントは週末の15日まで行われる。
 
 今年の2月12日といえばリンカーン大統領の生誕200周年記念だそうだ。そういった記事の新聞も見受けられたが、ウイスラーではとりあえずオリンピック。もちろんパウダーがふればパウダー。
 2月11日にウイスラーで行われたIOC会長のロゲ氏を迎えての記者会見では「オリンピック会場もほぼ完成しているし、テスト大会も順調だ」と高い評価。

 で、2月12日の朝8時にはビレッジ広場でオリンピック・トーチの発表会が行われた。
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 カナダのハーパー首相のビデオ挨拶や連邦政府スポーツ担当国務大臣のギャリー・ラン氏の挨拶、IOC会長ジャック・ロゲ氏の挨拶、BC州首相の挨拶、ウイスラー市長の挨拶などテンポ良く進む。予定は朝の8時から9時。僕はそのあとは滑る。

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P: Minister of State for Sport Gary Lunn.

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P: President of IOC Jacque Rogge.

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P: Premier of British Columbia Gordon Campbell.

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P: Whistler Mayer Ken Melamed.

 ふと会場を見るとウイスラーでよく滑っているCHEWさん。パラリンピックのコーチですがご本人が出たほうがいいのではないかと思えるぐらいのアスリート。片足でMTBのTest Of Metalという大会にも参加しています。

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P: Head Coach of the BC Disable Ski Team Phil Chew.

 で、いよいよトーチの入場です。
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 トーチのカーブは雪に残された“流れるようなライン”やカナダの景観からインスピレーションを得たもの。
 ウエアは、冬の風景や踊るようなノーザンライト(オーロラの揺れ動くカーテン)、バンクーバーとウイスラーを結ぶSEA TO SKY REGION(海から空へ向かう地域)をイメージしたもの。赤いミットの手袋はカナダ人にとって“おばあちゃんがこんな手袋を編んでくれた”という思いを慈しむもの。(日本の“母さんの歌”を思い出します。)

 ちなみにトーチはボンバルディア社製、ウエアはハドソンベイ・カンパニー社製です。

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P: Torchbearer Caleb Taylor and Patricia Moreno

 2月12日 新雪1cm 積雪139cm 山頂温度-11℃ ビレッジ温度-2℃